2014年9月の記事
2014年9月 2日 (火)
関西将棋会館棋士室
こんにちは、関西中継記者の潤です。現在挑戦者決定三番勝負第2局は中盤の勝負所を迎えていますが、関西将棋会館でも本局が検討されています。その様子を少しばかりですが紹介させていただきます。
図は50手目、糸谷六段が△5四銀と上がったところ。この手では△6四銀と桂頭を守りながら四段目に立つ手もありそうでしたが、「それは▲2四歩△同歩▲同角△同金▲同飛△2二歩▲3二金△同飛▲4四飛が6四の銀取りになるので指しにくかったのでしょう」と稲葉陽七段が解説して下さいました。
△5四銀以下▲2四歩△同歩▲4八銀としたのが14時45分頃の局面。棋士室では「△2二飛くらいかな」と言われています。ただその後特別対局室の映るモニターを見ると、両対局者の姿はありませんでした。
(棋士室で中継サイトを見ながら口答で検討する(右から順に)小林裕士七段、船江恒平五段 、稲葉陽七段、宮本広志四段。稲葉七段と船江五段は17時から開始される本局の大盤解説会で、解説役を務める)
(潤)
本日の千駄ヶ谷
14時45分ごろの控室
(中川大輔八段が控室へ)
(観戦記者の小暮さんと検討)
竜王位扇子
(8月26日に発売された対局日誌傑作選『羽生世代の衝撃』。著者は河口俊彦七段。表紙は若き日の羽生名人、森内俊之竜王、佐藤康光九段)
(糸谷六段著の『現代将棋の思想』)
どちらも株式会社マイナビから発売されている。
(森内竜王の竜王位扇子。「我忘吾」無念無想の境地を記している)
日本将棋連盟デジタルショップ 竜王位扇子
本局の使用駒
大盤解説会は東西の将棋会館で
本局は東西の将棋会館で大盤解説会が行われる。
東京・将棋会館での解説は勝又清和六段と飯野愛女流1級。若手棋士の飛び入り解説も予定されている。
関西将棋会館の解説は稲葉陽七段、船江恒平五段、長谷川優貴女流二段。
お近くの方はぜひ足をお運び頂きたい。
詳細は下記リンクにてご確認下さい。