2014年9月の記事

2014年9月 2日 (火)

Dsc_0140(対局が再開され、控室もにぎわってきた。左から中村太地六段、窪田義行六段、佐藤康光九段)

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Dsc_0146(本局の読売新聞解説を務める金井恒太五段も佐藤康光九段の検討を見る)

17時40分頃、関西将棋会館大盤解説会の解説が、船江五段と北村桂香女流1級に交代となりました。北村女流1級は特別出演です。

Photo_13(船江五段と北村女流1級。笑いの絶えない息の合った解説ぶりを見せていた)

Photo_14(船江恒平五段 )

Photo_15(北村桂香女流1級)

Photo_16(18時前、既に50人以上のファンの方が大盤解説会を観戦されていた)

(潤)

▲8五銀に糸谷六段が16分使って対局は夕食休憩に入った。消費時間は▲羽生名人3時間22分、△糸谷3時間25分。対局は19時に再開される。

夕食の注文は羽生名人がえびフライ定食(ふじもと)。糸谷六段はなし。

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(えびフライ定食)

Dsc_0128(大きなえびが3尾。写真は撮影用に注文したものです)

1txt75後手玉の周囲には金・銀がおらず、局面はすでに最終盤といった様相。まだ夕食休憩前の17時55分頃の局面だ。駒割りは▲金・桂△角と2枚換えになっている。後手はうまく耐えることができるか。

Dsc_0093(羽生名人はこのまま攻め潰し、第3局に望みをつなげることができるか)

17時、関西将棋会館では2階道場で、大盤解説会が始まりました。

Photo_7(解説を担当するのは稲葉陽七段、船江恒平五段 、長谷川優貴女流二段。解説はこのうち2人で持ち回りで担当することとなった)

Photo_9(自身で最初の抜け番を指定し、はにかむ船江五段)

Photo_10(壇上で挨拶する稲葉七段と長谷川女流二段)

Photo_11(「一手損角換わりでは糸谷六段によく痛い目に遭っていて、いい思い出がないです」と稲葉七段)

Photo_12(「一手損角換わりは指したことがないです」と話す長谷川女流二段)

(潤)

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図は△8四歩と桂を支えた局面。△8四歩に▲6五歩に△同銀▲8四角△7三金▲同角成△同玉▲8五銀に△6六歩(変化図)で控室では難解との見解だ。

Dsc_0123(読売新聞紙上で観戦記を担当する小暮克洋氏(左)と検討を行う富岡八段)

Photo_5(16時35分頃の関西棋士室。10秒将棋を終えた船江五段と宮本四段が再び本局を検討。船江五段の師匠である井上慶太九段も検討に加わっていた)

Photo_6(北浜健介八段や脇謙二八段、星野良生四段らの姿も見える)

(潤)

20140902_163050(館内の天井カメラが両対局者を映しだす。控室を訪れ、モニターを見た千葉幸生六段は「両者1分将棋みたいですね」と呟く。実際は両対局者とも3時間も使っていない。まだ2時間以上残している)

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控室では「終盤の入口だね」の声も聞こえる。▲4八銀に△5六銀▲同金△4七歩成の突進が調べられる。以下▲同銀△同飛成▲4六金(変化図)がうまい手で、後手の竜が捕まっている。飛車を持たれては後手陣はひとたまりもない。この順は先手よしとの評判だ。

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図は△3四金と糸谷六段が力強く金を立った局面。以下▲2四角△同金▲同飛△2二歩(変化図)と受けられてみると難しいようだ。変化図の△2二歩に▲4八金と角を捕獲にいくのは△6七角成▲同金(変化2図)で△8五桂や△3三角が厳しい。角と金の交換で後手が駒損ながら難解という控室。金立ちは糸谷流の勝負術だった。

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Dsc_0013(パワフルな金立ちを見せた糸谷六段)