2014年9月の記事

2014年9月 8日 (月)

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図は1時間13分の大長考で△1六竜と羽生名人が竜を引いたところ。△1六竜に▲2二銀△同金▲同歩成△同玉▲2四歩△3二銀▲3五馬△5五飛▲2三金△同銀▲同歩成△同玉▲2四歩△3二玉▲2三銀△4二玉▲5二金△3一玉▲5三馬△同飛▲同金(変化図)と進めば、後手玉は▲3二飛以下の詰めろで先手が勝ちとの評判だ。
しかし伊藤真吾五段が手順中の△3二玉で△2二玉を指摘する。そこで▲2三銀と打つのは△1三玉で頑張る。まだまだ難しい局面は続く。

すでに発表されているように今期竜王戦第1局はアメリカ・ハワイ州「ハレクラニ」で行われる。ハワイへの切符を手にするのは羽生名人か糸谷六段か。

Dsc_0132(糸谷六段はハワイへのチケットと七段昇段を手にすることができるか)

19時になり対局再開。次の一手が出題され休憩に入っていた関西大盤解説会も、同時に再開されました。解説は最初休憩だった福崎九段が、久保九段とバトンタッチしています。

Photo_24(「久保九段に代わって来ました。一応同じプロですからね皆さん」(福崎九段)」

3_2(同じく19時頃の関西棋士室。福崎九段のトークに大石直嗣六段は大爆笑)

Photo_26(大石直嗣六段)

Photo_27(長谷川優貴女流二段)

Photo_28(北村桂香女流1級)

(潤)

Dsc_0214(過去の実戦例を紹介しながら序盤の解説を進める屋敷九段)

Dsc_0221(挑戦者決定戦第2局に続き解説兼パソコン操作の勝又六段)

Dsc_0225(開始から15分ですでに立ち見のお客様も出ている。早くも70人ほどのお客様がみえている)

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Dsc_0201(先手の糸谷六段が2三へ歩を垂らした局面で夕食休憩。羽生名人はどう応じるのか)

Dsc_0197(18時10分頃、大盤解説を務める屋敷九段が姿をみせた。初手から棋譜を並べておさらいしている)

__kifu_for_windows_pro_v6_60_8__t_5▲2三歩に羽生名人が22分使って夕食休憩に入った。消費時間は▲糸谷六段3時間34分、△羽生名人3時間8分。羽生名人がとり丼・上(ふじもと)、糸谷六段は注文なし。対局は19時に再開される。

Dsc_0208(とり丼・上。同じものを注文し撮影しました)

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17時になり、関西将棋会館では本局の大盤解説会が始まりました。解説は福崎文吾九段、久保利明九段、室田伊緒女流初段。壇上に上がるのはこのうち二人で、一人は休憩。随時交代で回していくとのことです。

Photo_12(17時、解説会開始の挨拶中)

Photo_14(「取りあえず上にあがりますか。誰か一人はすぐ消えますが」と福崎九段)

Photo_16(「久保さんってテニスの錦織圭に似てますよね?」(福崎九段) 「さっき同じこと事務所で言われました」(久保九段)

(潤)

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図は▲7二同角成と金を取った局面。控室では△3七銀成▲同桂△3六歩▲6一銀△4一玉▲6三馬△3一玉▲3六馬△2九飛▲3九歩△1九飛成▲8一馬に△5四香(変化図)と玉頭を狙う手が厳しいといわれている。

検討が進み△5四香には▲7五歩と突いて難しいとのこと。△同角なら▲6六銀と打って受かる。