2014年7月 1日 (火)

絶妙の角合い

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先手の狙いだった▲3三金△同桂▲同成銀の攻めに対して、高見五段は△3二角と受けました。この手について、新聞解説を務める門倉啓太四段に見解を聞きました。

「角は見えませんでした。金しか考えていなくて。先手は攻め駒に角しか入らないので、後手玉を寄せづらい。例えば▲4二成銀△同玉▲4五桂は△7九と▲6五桂に△7八飛と王手を利かされてから受けられて自信がありません。▲3二成銀△同歩▲同飛成は△7九とで、そこで▲3四桂と攻めたいのですが△8八飛の王手に角で合駒しなければならず、これも自信ありません。角合いは好手です。急に先手を持って自信がなくなりました」(門倉四段)