2014年7月の記事

2014年7月22日 (火)

Dsc_0127(深浦九段の1筋攻めをいなして反撃に転じた郷田九段。決勝トーナメントベスト4進出)

Dsc_0139(敗れた深浦九段)

Dsc_0130(読売新聞観戦記の解説を務める長岡裕也五段と金井恒太五段も終局後すぐに対局室へ)

Ryuou201407220101_101

森内俊之竜王への挑戦を目指す第27期竜王戦決勝トーナメント▲郷田真隆九段(1組4位)-△深浦康市九段(1組5位)戦は22時18分、101手で郷田九段の勝ちとなりました。消費時間は▲郷田4時間58分、△深浦4時間59分。
勝った郷田九段は次戦で羽生善治名人(1組優勝)と対戦します。

5txt86深浦九段が△5八成銀と捨てた局面。▲同玉なら5筋を飛車を呼んで△2四竜とぶつけてるのか。はたまた△4七金と打って5七の地点に利かすのか。7筋へ逃がしたくないとの意志を感じる一着だ。


3txt76先手は変わらず桂得をキープしている。後手は持ち駒が金1枚。攻めは続くのか。先手陣は飛車を渡さなければ広い。先手はうまくいなせば▲7二金が▲6一角△同金▲同竜の詰めろになる。

Dsc_0091(桂得のまま終盤戦へ。先手の郷田九段がペースをつかんだ)

__kifu_for_windows_pro_v6_60__txt5519時になり対局が再開。深浦九段は△3三同金と香を取り、郷田九段は▲6六角と据えた。飛車取りを掛けつつ3三の金を狙っている。後手が飛車を逃がせばいきなり▲3三角成△同銀に飛車を成り込む筋もある。現状は先手の香得。後手は1八にと金を作っているが、働くかどうかは微妙な状況だ。

__kifu_for_windows_pro_v6_60__txt53▲3三香成に深浦九段が15分使って夕食休憩に入った。消費時間は▲郷田九段3時間37分、△深浦九段3時間27分。夕食の注文は郷田が上親子丼(ほそ島や)。対局は19時に再開する。

Dsc_0113_2(上親子丼は味噌汁がつき、海苔の下に生卵がある)