2013年10月の記事

2013年10月27日 (日)

対局場「新富良野プリンスホテル」に到着。部屋に入ると、好天を願ってのものか、テーブルの上にてるてる坊主が置かれていた。関係者は「レストラン十勝」で昼食をとった。写真は人気ナンバーワンという「富良野オムカレー」。ご飯をチーズオムレツで包み、カレーをかけたものだ。じゃがいもの名産地らしく、つけ合わせにポテトチップスが添えられていた。
このあとは17時から検分が行われる予定。

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関係者一行は10時30分羽田発の飛行機で旭川空港へ。冷たい雨が降るあいにくの天気だったが、着陸してからのわずかな間、晴れ間がのぞき虹を見ることができた。旭川の気温は東京よりも10度低い7度。外に出ると吐く息が白い。一行はバスに乗り換え、対局場を目指す。少し走ると、北海道らしい雄大な景色が眼前に広がる。木々が色づき始めていた。

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渡辺明竜王に森内俊之名人が挑む第26期竜王戦七番勝負は、挑戦者の先勝で第2局を迎える。渡辺竜王がスコアをタイにするか、森内名人が連勝で突き放すか。番勝負の急所と呼ばれる偶数局の結末やいかに。対局は10月28・29日(月・火)、北海道富良野市「新富良野プリンスホテル」で行われる。
本局の立会人は大内延介九段、新聞解説は中座真七段、記録係は伊藤和夫三段(24歳、剱持松二九段門下)。現地で行われるイベントには森下卓九段、中川大輔八段、石田直裕四段、久津知子女流初段が登場する。ニコニコ生放送による解説は1日目が豊川孝弘七段と中村桃子女流初段、2日目が鈴木大介八段と藤田綾女流初段。
インターネット中継は棋譜・コメント入力を烏記者、ブログを文が担当する。

2013年10月18日 (金)

Dsc_0759森内名人
 「今朝は先手番にもかかわらず千日手になりそうで、失敗したと思いました。 駒得があるので途中は少しいいのかなと思っていました。いつの間にか混戦になって最後は負けたかなと思いました。 最後の最後、自分の玉が寄らなくなっていけるかなと」

Dsc_0776 渡辺竜王
「千日手を打開してから駒損になった。最後だけ一瞬なにかあるかと思いましたが分からなかったです。駒損してから全体的にチャンスは少ないと思いました」

Dsc_0766

Ryuou201310170101_143

渡辺明竜王に森内俊之名人が挑戦する第26期竜王戦七番勝負第1局は19時20分、143手で森内名人の勝ちとなりました。消費時間は▲森内7時間58分、△渡辺7時間59分。
第2局は10月28・29日(月・火)に北海道富良野市「新富良野プリンスホテル」で行われます。

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後手玉の上部もかなり厚くなってきた。あとは入れるかどうか。鈴木八段は継ぎ盤の点数を数え始めている。入玉を視野に、互いの残り時間は5分を切っている。▲8三歩成に時間を使った渡辺竜王、1分将棋になった。

Dsc_0754 (時刻は19時を回った)