（１日目のおやつの注文は渡辺竜王がチョコレートケーキ、アイスコーヒー）

（森内名人の注文はショートケーキと紅茶）

 
本局に使用されている駒は宮松影水作錦旗書の盛上げ駒。（故）渡辺東一名誉九段のご遺族が野田市に寄贈した逸品だ。盤は地元の愛棋家の方のもの。
渡辺名誉九段は関宿町の出身で（故）関根金次郎十三世名人門下。2003年に関宿町は野田市に編入した。本局は野田市合併10周年で誘致された。

（田中寅九段と鈴木八段が検討）

（藤井九段と北尾女流二段が継ぎ盤を眺める）

（再開後の一手、△２二玉を着手する渡辺竜王）

（記録机のうしろから緑広がる庭園を眺めることができる）

（先手の森内名人側から見た盤面。飛車を４筋へ回ったところだ）

昼食の注文は渡辺竜王が和牛すき焼き・ごはん・味噌汁。
森内名人は和牛すき焼き・ごはん・味噌汁・小鉢・サラダ・香の物。

▲４八飛に渡辺竜王が19分使って昼食休憩に入った。消費時間は▲森内名人１時間35分、△渡辺竜王１時間31分。対局は13時30分に再開される。

（控室で話題になっていた「藤井本店」。愛宕神社の目の前にある、おせんべい屋さん。野田は醤油も有名だがせんべいも名物）

（藤井本店のおせんべい）

（せんべいを手に取る藤井九段。「親戚じゃないからね。ちゃんと書いておいてよ」）

（野田市市民会館から徒歩で８分ほど。大きなケヤキが目印の愛宕神社）

５筋の歩を交換した24手目△５五同角の局面を左右反転させてみました。こうすると、後手は相振り飛車で３三角から５筋の歩を交換してよくありそうな格好ですが、先手の２八角は異形。この局面を見て「先手が悪そうですね」と藤井九段。
しばらく進めて41手目▲６六歩（左右反転していないと▲４六歩）の局面になると「だいぶ先手が盛り返したように見えます」。後手は角を３三に戻したように見えますが、先手は角や銀を動かして（相振り飛車的に）自然な形になってきたようです。
（銀杏）

 （野田市市民会館は緑が美しくおもむきある建物）

（野田は醤油の町。諸味をかきまぜる作業に使用する空気圧縮機）