伊藤真四段に形勢を聞いた。
「先手よしは間違いないと思います。どれくらいよいのかと言われると困りますが、あえていえば6-4で先手よしくらいでしょうか。すぐに勝負が決まるということはないと思います」(以下は伊藤真四段の回答)
先手よしは他の検討陣も同じ考えだった。さらに先手よしとみる理由を聞いた。
「まず二枚換え(▲金銀△飛)で先手の駒得です。また現局面は9九香が5六に移動した形とみることができます。これもポイントです。先手の中住まいはまだ寄る形ではありません」
継ぎ盤では図から▲3七桂△2九飛▲3九金が示されている。後手が飛車をどこに逃がしても▲4五桂と跳ねることができる。この桂はすぐに取られることはなさそうだ。
2013年9月 2日 (月)