2013年7月の記事

2013年7月27日 (土)

図は11時30分頃の局面。山崎七段が△6四銀と銀を7三から繰り出した局面です。

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これは▲6五歩には△7三銀と引く一手を承知の銀出。永瀬六段としてはここで相手の読み筋である▲6五歩を決行するか、それともこの銀には今現在は触らないか、早くも対応を迫られています。

Photo_18(対局開始前の永瀬六段)

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本日の朝の対局室、棋士室の模様を紹介します。

Photo_9(9時30分頃の御上段の間。この5分後永瀬六段が姿を見せた)

Photo_10(盤駒が対局開始を待つ)

Photo_11(床の間に隅にある御上段と掛かれた立札)

Photo_12(こちらは下段の間。加古川青流戦の千田翔太四段-天野啓吾アマ戦が行われる)

Photo_139時前の棋士室。この時間でも既に練習対局が行われているときもある)

 

図は10時25分頃の局面。戦型は手損のない角換わりに進んでいます。

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一見普通の角換わり戦ですが、後手の山崎七段が9筋の端歩を受けずに駒組みを急いでいる点と、6筋ではなく7筋の歩を先に突いている点が通常とは異なっています。

振り駒の結果、歩が1枚、と金が3枚、1枚が立ち、永瀬六段の先手と決まりました。
定刻の10時に両者が一礼し対局が開始されています。

Photo_5(先手となった永瀬拓矢六段)

Photo_6(後手の山崎隆之七段)

Photo_7(駒を並べる両者)


 

おはようございます。関西将棋会館からは山崎隆之七段(1組5位)-永瀬拓矢六段(4組優勝)戦をお送りします。

Photo_3(山崎隆之七段)

Photo_4(永瀬拓矢六段)

本日の中継は棋譜・コメント、ブログとも潤が担当いたします。よろしくお願いします。

(潤)

2013年7月19日 (金)

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Dsc_0573(最後に、再び一礼。感想戦は23時半頃に終了した)

Dsc_0542(本日の棋譜用紙)

これにて、本日の中継を終了させて頂きます。

次回の竜王戦本戦トーナメント中継は、7月27日(土)に関西将棋会館で行われる山崎隆之七段-永瀬拓矢六段戦です。

こちらの対局も、お楽しみにどうぞ。

114_2▲羽生善治三冠-△森内俊之名人戦は森内名人が勝ち、挑戦者決定三番勝負進出を決めました。終局時刻は22時2分。消費時間は▲羽生4時間38分、△森内4時間43分(持ち時間、各5時間)。

105先手は▲5三竜と後手玉に迫りましたが、△6一玉▲6三竜△6二香で手が続かず後手玉を寄せるには至りません。

ならば、▲5三竜△6一玉に▲5五竜と銀を取って「もう一勝負!」と行きたいところですが、「△3七角が痛いですね」(窪田義行六段)との声が。次の△5八桂成が厳しく、これは流石に勝負ありのようです。

控室で検討を行っていた棋士からも「一筋縄とはいかなかったが、どうやら終わりが見えてきたか」「後手勝勢と言っていいだろう」といった声が聞こえてきています。

森内名人が、このまま優勢の局面を勝ちきるのでしょうか。いよいよ、本局は最終盤を迎えようとしています。

Dsc_0516(本日、将棋会館の横にある鳩森神社ではお祭りが行われており、特別対局室にも盆踊りの音が聞こえてきている)