（盤上からふっと視線を上げて外を見る）

△９五歩に丸山九段が12分使って12時30分となり昼食休憩。休憩までの消費時間は▲丸山九段５時間36分、△渡辺竜王５時間15分。対局は13時30分に再開される。

（渡辺竜王の注文はお刺身定食）




（丸山九段の注文はぶりかまの照り煮定食）

（２期連続で渡辺竜王－丸山九段の対戦となった竜王戦。前期は渡辺竜王が「想」、丸山九段が「創」と記念扇子に揮毫。今期は渡辺竜王が「践」、丸山九段が「建」）

（第25期竜王戦記念扇子は日本将棋連盟オンラインショップで購入が可能。価格は税込み送料別で2,205円）


（「龍言」のショーケースにはさっそく本局の写真も飾られていた）

１時間41分の大長考の末に指されたのは△４二金右。攻めの手が考えられていたが渡辺は自陣を引き締めた。
「固めつつ様子を見た手ですね。先手に指す手がないと見ているのでしょう。対局者ならではの一手で控室では出ないですね。単調に攻めても難しいと判断したのだと思います。先手に△４二金右よりプラスの手を指されると損なのですが、プラスの手がないと考えたのでしょう。堂々とした手です。▲６五銀直と桂を取るのは△同銀▲同銀△８七歩成▲同金に△８五飛と走られてしまいます」と飯塚七段。
△４二金右までの消費時間は▲丸山九段４時間58分、△渡辺竜王４時間57分。１日目の終了時点では２時間以上あった持ち時間の差がほぼ並んだ。

（控室で検討を行う飯塚七段）

（「龍言」内にある手づくりギャラリー）

（立ち寄って腰を落ち着ければ、ゆったりとした気分に浸ることが出来そうだ）

（８時頃は小雨だったが、徐々に屋根をたたく雨音が強くなってきた）

▲７九玉に渡辺竜王が１時間以上使っている。△８五飛▲８八歩に△９五歩や単に△９五歩または△１五歩と端を攻める手が考えられる。渡辺流の攻めのコンビネーションはいかに。

（額に手を当てて考え込む渡辺竜王）

（魚沼市場へ。と言っても「龍言」の目の前にある）

（懐かしい雰囲気の中にお漬物などが並ぶ）

（２日目午前のおやつは、渡辺竜王がホットコーヒー）


（丸山九段は温泉まんじゅう（４個）とホットコーヒー）