(読売新聞社北陸支社長の真鍋和彦さま)
「勝負事の七番勝負は2つめの戦いが一番大事と言われております。今行われている日本シリーズもそうです。初戦も勝って2戦目も勝って勢いにのるのか、あるいは取り返して流れをつかむか。シリーズの流れを決める大きな一番だと思っております。ここ金沢は、第1期の第4局、初代竜王の誕生した地であります。25年ぶりの開催なんですけれども、明日からのお二人の対局が竜王戦の歴史に残るような素晴らしい名勝負になることを心から期待しております。ファンの皆さまもそれをきっと望んでいることと思います」
(将棋連盟石川県支部連合会副理事の冨木誠一さま)
「金沢へようこそ。プロはスポーツやゲーム、いろいろあるんですけれども、一番の差が大きいのは将棋ではないかと思っております。将棋はなかなかアマがプロに並び称されるというのは難しい。プロは専門家と書くんですけれども、専門家の門には「口」がない。一方、質問という言葉には門構えに「口」がある。なぜ専門家に「口」がないか、なぜ素人は口を出すのか……ということで、明日お二人の素晴らしい将棋を堪能したいと思います」
(乾杯はテレビ金沢代表取締役副社長の黒河内豊さま)
「竜王には3年前の福島でお会いしているんですが、そのときインターネットで見ることを教えていただきました。何がおもしろいかというと、解説もさることながら、舞台裏が見れるんですね。竜王がお昼に何を食べたか。甘いものは何を食べたか。そういうのがすごく楽しくて、拝見させていただきました。明日は大盤解説はもちろん、終わった後にインターネットでもう一度観戦をしていただければ、もっと楽しめるのではないかと思います。金沢は和菓子も料理もおいしいところなので、短い滞在かもしれませんが、存分においしいものを食べていただいて、明日からの熱戦を期待したいと思います。では、この竜王戦の成功を祈念して、乾杯したいと思います。乾杯!」
2012年10月30日 (火)