▲2四竜が▲4四銀△3二玉▲2一竜までの詰めろ。控え室では△3四香や△5五角、△3二桂などの受けが検討されているが、先手の攻めが決まっているようだ。「残り30分です……25分です......20分です……」モニターから声が聞こえてくる。丸山九段の持ち時間が減っていく。
【Twitter解説】
「2一の竜は5一の金を釘付けにしていたので、今は動かしがたいかと思っていましたが、これが早い寄せなんですね。
後手は受けて受けて受けて、最後は倒されるという、一番ストレスが溜まりそうな展開になってしまいそうです。次は指すとすれば△3四歩か△3四香か。いずれも辛い一手です。
△3四香や△4四香といった駒の打ち方は、タイトル戦では出来ません。△3四歩▲1三竜△3三香ならまだしも。△5三金は▲5五歩△同銀▲4五桂がぴったり過ぎますし、後手は指す手に窮した感があります」(高橋九段)