2011年11月の記事

2011年11月 9日 (水)

408
(感想戦が行われている)

417
(丸山忠久九段)

426
(山崎七段と村田四段が感想戦を見ている)

429
(渡辺明竜王)

430
(苦しげな表情を浮かべることが多かった)

406
(立会人の淡路九段と観戦記担当の高野六段)

396
丸山九段
「終盤は逆転しにくいように指しました。好転した場所はちょっと分からないのですが△4四香として、ひょっとしたら良くなったのかと思いました。次局以降も一局一局頑張りたいです」

403
渡辺竜王
「少し良いかなと思っていたんですが、勝負所で間違えました。どこが問題だったのかは詳しく調べてみないと分からないです。封じ手の所は香得でも大変だと思いました」

【Twitter解説・西尾明六段の総評】
「おつかれさまでした。私が解説を担当した2日目は渡辺竜王の指し手も早く、終始ペースを握っているように見えましたが、▲2三歩成から一気に決めにいった辺りに落とし穴があったのかもしれません。渡辺竜王のほうに勢いが付き過ぎていたのかもしれません。ともあれ終始渡辺ペースで進んでいたシリーズもこれで面白い展開になったのではないでしょうか。今後の対局を楽しみにしたいと思います。ありがとうございました。あと震えて指した後にお菓子を頬張る丸山九段に凄みを感じました(笑)」

_112
第24期竜王戦七番勝負第3局は18時55分、112手までで丸山九段の勝ちとなりました。消費時間は▲渡辺7時間56分、△丸山7時間54分(持ち時間各8時間)。
七番勝負の通算成績はこれで渡辺竜王2勝、丸山九段1勝。
第4局は11月24・25日(木、金)に福島市「吉川屋」にて行われます。

_86
時刻は17時45分、△4四香の局面で渡辺竜王が考えています。検討陣の形勢判断は「後手勝勢」。

384
(BSプレミアムへの出演を終えた山崎七段が控え室に戻ってきた)

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【西尾明六段のTwitter解説より】
△4一香に▲3二歩△同飛▲3五桂(参考1図)は次に▲3二馬以下の詰めろになるのですが、△2二歩と受けられると▲3二馬△同玉(参考2図)で寄せの形が見えてきません。

Sanko04

Sanko05

Sanko06▲2二歩△同飛▲3五桂も考えられますが、そこで△3四銀(参考3図)と引く手があります。▲同馬は△4七香成(参考4図)以下2二の飛が利いて詰むので、▲3二歩△同飛▲3四馬としますが、歩切れのためこれも△4七香成(参考5図)以下先手負けに見えます。

Sanko07

Sanko08