【杉本昌隆七段のTwitter解説】
やはり△同銀でしたか。
△1七桂成▲3四歩△2七成桂の進行は一見押さえ込んだようでも、▲3六金とされて次の▲4七飛(参考1図)がうるさいのでしょうね。後手は△1七桂成の駒得が確定しています。なので、先手はあまりゆっくりはしていられません。
55手目は▲6六歩でしょうか。以下、△同歩▲6八飛△1七桂成▲6六飛△6三歩(参考2図)が一例です。
以下▲6五歩なら角は詰んでいますが、△5五角▲同銀△同銀(参考3図)で飛車当たりの先手を取られてしまいます。
ちなみに、いまの手順、後手の△1七桂成では△4四歩(参考4図)が手堅いかもしれません。
(2011年7月)