2011年10月の記事
2011年10月26日 (水)
受けにくい△8九龍
17時、フィレカツサンドが対局室へ
検討に出ていない▲6一角
Twitter解説より(81手目・86手目)
【棋譜コメントより】
控室では▲7一角を中心に検討されていたが、丸山はいきなり攻め込んだ。
▲3二銀は阿部八段が「こうはやらないだろう」と話していた。△同金▲同歩成△同玉▲7一角△4四銀(参考1図)が検討手順。
【杉本昌隆七段のTwitter解説より】
▲3二銀は意表の一手です。△同金▲同歩成に△同玉なら▲7一角△6二香▲3三歩で、△同玉に▲5一角(参考2図)の両取りが狙いの一つと思われます。つまり単に▲7一角の変化と比べ、△6二香を打ちにくくさせている効果があります。しかし銀を渡すのはリスクも高く、かなりの勝負手と言えます。なるほど、控室の方々の検討通り、たしかに今度の▲7一角には△4四銀の味が良さそうです。
【杉本昌隆七段のTwitter解説より】
丸山九段の▲3二銀に続き、この金寄りも気がつきにくい手です。▲6四角や▲5四金と厚く攻める手が見えますが、どのように対処されるのでしょうか。いずれにしても、先手に選択手が多い局面です。よほど自分の読みと大局観に自信がなければ、この△4三金は指せません。善悪はまだ分かりませんが、この金寄りに渡辺竜王の底力をみました。
谷川九段、淡路九段来訪
ホテル阪急エキスポパーク
15時過ぎの控え室
15時のおやつ
76手目の検討
激しい変化の終盤戦。控室では阿部八段や山崎七段、菅井五段を中心に▲6八玉△6七歩▲同玉△6五歩▲同銀引△5三金▲7一角△6二香▲8二角成△6五香▲6二飛△4二銀(参考図)という手順が検討されていました。参考図以下▲6五飛成△8二竜と進むと、「後手が駒得で兵力差で後手が良さそう」と山崎七段の解説です。ただし、△6二香に▲6三歩や▲3二銀と打つ手も有力のようで、難解な手順が続くようです。