野月七段による形勢判断 「図の△9一角。考えられる手順としては、以下▲2四飛△2三歩▲3四飛△3三歩(△4三銀)▲3六飛△4七銀▲4六角(変化図)。変化の一例です。この時に△9一飛型と△5二飛型の違いが出てきます」(野月七段)。 「駒の損得は先手50・後手50、駒の働きは先手45・後手55、玉の安全度は先手48・後手52、総合は先手47・後手53。角の働きの差が評価の差です。直前に解説したような変化で、先手の角が捌ければ、見解も変わってきます」(野月七段)。 (吟)