甲斐女流二冠の石田流 永瀬四段-甲斐女流二冠戦は、先手番を得た甲斐女流二冠が「石田流」に構えた。7筋の位を取る三間飛車で、非常に攻撃的な布陣だ。対する永瀬四段は居飛車を選択、ベーシックな守備隊形で対応している。永瀬四段の棋風は、独特の感覚を備えた受け将棋。永瀬四段は、先手の飛車を圧迫する方針で指してくるだろう。甲斐女流二冠は押さえ込みに気をつけつつ、うまく大駒をさばいていきたい。 (文)