2010年12月1日の記事

2010年12月 1日 (水)

Img_1407
(1日目午後ながら、七割ほど埋まっている)

Img_1411
(「こちらの山代温泉は素晴らしい。私はすでに3回も入りました」と田中寅彦九段。解説会に参加すれば、温泉に入ることができる)

Img_1410
(もちろん温泉ではなく、将棋の解説会)

(烏)

Hatakeyamam_3 「ついにおやつが出ました。棋士は例外なく、甘い物が好きです。棋士との雑談で、対局中に糖分が切れた感覚になり頭が真っ白になるのを話したら、たいてい頷いて貰えます。私も今ケーキを食べてます」(畠山鎮七段)

(烏)

Img_1427

Img_1428

本局の洋菓子は地元の名店「洋菓子ケルン」で作られたもの。
「洋菓子ケルン」のパティシエである佐野高志さんは昭和51年9月10日、石川県加賀市(旧山中町)生まれ。福井大学工学部出身。石川県洋菓子協会、ヌーベルパティスリードウジャポン会員。2008年、2009年、2010年に石川県洋菓子技術コンテスト連合会長賞。2010年、ジャパンケーキショー東京チョコレート工芸菓子部門銅賞。

(烏)

Ryuou2010120136 横歩取りから前例のある進行でしたが、図の36手目△4二角は羽生名人の新手です。似た形の将棋はありましたが、微妙にタイミングがずれています。畠山七段は「△4二角でした。対して、一番強く指すなら(1)▲3四歩です。狙いは▲2三歩で、以下△5五歩なら▲3六飛で後手玉に少しずつ圧力をかけます。▲3四歩に△5五歩▲2六飛△7五角▲5五角△5四飛、これは先手まずいです。ここは棋風が出ます。▲2六飛△2三歩の交換で、一歩使わせるか、それとも2三の地点は空けておいた方が、後々叩けるから得なのか、先手はじっくり考えたい局面です。まず、やりませんが一番挑発的な手は(2)▲3七桂です。△7五角なら▲2三歩△同金▲2四歩△3三金

20101201_sanko2▲同角成で、以下△同銀なら▲2三歩成、△同桂なら▲3四歩で先手良し。しかし▲3七桂に△2三歩で、先手は7五の歩の伸び過ぎ感と右銀の出遅れ感が残ります」と解説しました。
(銀杏)