図の▲9一角成での真田七段による形勢判断ボード
駒の損得は銀香交換ですが先手の5歩得かつ後手歩切れ
なので先手51対後手49とします。
駒の働きは、両軍目一杯働いているので互角です。先手は
▲9一馬、後手は△9四飛が急所の駒になるでしょう。
玉の安全度は対照的で、先手はバランスの良い広さ、後手
は金銀密集の堅さに利点があります。好みもあるので、これ
も互角とみます。
形勢は、歩切れの後手がうまく攻めを続けられるか、この一
点にかかっています。形勢は難解ですが、受け好きなら先手
持ちでしょうか(真田七段)
(吟)