横歩取りの最新型から、研究と気合のぶつかった戦いになりました。中盤以降も異次元の大局観が要求される神経をすり減らす戦いが続きました。最後はあっさりと終わってしまいましたが、見所の多い一局だったと思います。
印象に残った手としましては、羽生名人のほうは、△5四飛から△2三歩の構想と△1一歩でしょうか。
戦い続ける強い意志を感じました。
渡辺竜王のほうは▲5六香のやはり強い意志と▲4八銀から▲7一竜までの終盤術です。
次局以降も素晴らしい戦いを期待したいと思います。
横歩取りの最新型から、研究と気合のぶつかった戦いになりました。中盤以降も異次元の大局観が要求される神経をすり減らす戦いが続きました。最後はあっさりと終わってしまいましたが、見所の多い一局だったと思います。
印象に残った手としましては、羽生名人のほうは、△5四飛から△2三歩の構想と△1一歩でしょうか。
戦い続ける強い意志を感じました。
渡辺竜王のほうは▲5六香のやはり強い意志と▲4八銀から▲7一竜までの終盤術です。
次局以降も素晴らしい戦いを期待したいと思います。
18時1分、93手まで、渡辺竜王の勝ちとなりました。消費時間は▲渡辺7時間31分、△羽生7時間37分。
突然の投了に控え室でも「ええーっ!」と全員が驚き、報道陣は大慌てで対局室に向かいました。
七番勝負は渡辺竜王の先勝でスタート。第2局は10月26・27日(火・水) 福島県福島市「摺上亭大鳥」で行われます。
(翔)
【チャット解説より】
深浦九段「佐藤九段、△2五角までの局面の形勢はいかがでしょうか?」
佐藤九段「うーん。▲7一竜どうだったんでしょうか。先手自信がなくなりました」
深浦九段「私も、羽生さんがちょっと余しているのではないかと見ています」
佐藤九段「ただ▲6八銀か▲4七金しかないですよね」
佐藤九段「金打ちましたね」
(翔)