羽生名人、勝勢 図は21時40分頃の局面。検討陣はこの局面の評価を「羽生名人勝勢」と下した。この▲7一竜は詰めろではなく、羽生名人には(1)攻める(先手玉に詰めろをかける)、(2)受ける(△5二金など)、様々な勝ち方があるようだ。△2七角は先手玉に迫りつつ自玉の受けにも利いている攻防の手で、最も手堅いと言われている。羽生名人はどういった手段で勝利を手にするのか。慎重に時間を使って考えている。 (検討を見つめる日浦八段) (いよいよ大詰め。詰む・詰まないの検討が中心に行われている) (文)