「馬作らせていいんですかね」 15時25分頃、宮田敦史五段が控え室を訪れた。棋譜用紙を手に、黙々と棋譜を並べていく。現在の局面まで並べ終え、見解を伺うと「いやー……」と深いため息のような声。「こんなふうに馬作らせていいんですかね」と首を傾げる。形勢については、先手側を持って「ぼくじゃあ攻めきれる自信ないです」。宮田五段自身は居飛車持ちのようだ。 (宮田五段。黙々と棋譜を並べる) (文)