(明治時代、21代厳如上人が書かれた掛け軸)
(渉成園の名前の由来となった中国六朝時代の詩人陶淵明の「園日渉而成趣」の詞が書かれている屏風)
(凛)
(明治時代、21代厳如上人が書かれた掛け軸)
(渉成園の名前の由来となった中国六朝時代の詩人陶淵明の「園日渉而成趣」の詞が書かれている屏風)
(凛)
いま▲3三角(図)と打ったところです。この手では、私たちは▲4一角、▲2三角、▲4二歩を候補に挙げていました。いずれの手も有力でしたが、外れました。
この▲3三角は駒に当たっていないために見えていませんでした。ただ、次に▲4二歩とか▲2三歩とたらされますと、後手側にうまい受け方がありません。といって自陣にうまい受けが見当たらないので1手の余裕をみて攻め合いを含めた受けをされるのではないでしょうか。例えば、この駒は渡せないですよといった受け方です。
図からわたしの予想は△8七歩です。解説陣がことごとく指してが当たらない。正にトップ同士の戦いですね。
(大野八一雄七段)
(この休憩が終わったら終局まで指し継がれる。どんな決着が待っているのだろうか)
(▲3三角までの局面)
(この▲3三角は「盤上この一手の好手」と山崎七段が解説されていた手)
(凛)
(渡辺竜王はしょうゆ味の五目あんかけラーメン)
(森内九段は和洋食弁当)
(凛)
渡辺竜王の手番で昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は森内5時間22分、渡辺5時間14分。
(凛)
(大盤解説会場では阿部八段と山崎七段の二人が臨時で解説をされています)
(凛)
88手目△5五馬には驚きました。なんせ阿部八段があれほど言い切ってましたからね(笑)という私も△2九とだと思ってました(苦笑)。
う~ん、候補手は▲4四桂、▲2七飛でしょうか。ひねるなら▲3七桂の捨て駒もあるかもしれません。
▲4四桂は△同馬▲同銀成△2九と。ここでうまい寄せがあるならこれをやりたいです。
▲2七飛は△3三馬と急所の銀を取られるでやりにくいですが、▲3七桂に期待です。以下△3六角なら▲4五桂△同角▲4七飛。駒損ですがさばけてますし、後手も一段王なので先手が指せると思います。
(安用寺孝功六段)
図の局面から△2四同歩▲3三銀不成という順を検討していました。図の▲2四歩は▲2三歩や▲2三桂を作った手で攻めの幅を広げた手です。
(凛)
封じ手(図)から1手も動かずに1時間が経ちました。
前例から外れた封じ手の▲6八金右は恐らく森内九段の研究手で、渡辺竜王は想定外だったと感じます。後手は激しく来られて負ける順が一番心配なので、いったん緩める手は特に研究では考えにくいからです。
自然な手は△3九歩成ですが、自宅解説陣の検討では▲4二歩が厳しく、△2二玉と逃げようとしても▲1七桂△4七角成▲2七飛△同馬▲2五桂打(参考図)で攻めがほどけず先手が優勢です。変化は多いので△3九歩成だと先手優勢、と言い切るまでには至りませんが、後手としては勇気の要る手で指し切れないと思います。
他で受ける手となると、△2二銀・△2四銀・△5四金あたりが有力ですが、かなり深い所まで読まないと手をくだす事が出来ないので、冗談ではなくこのまま昼食休憩に入る可能性もあると私は見ています。
(遠山雄亮四段)
(昨日と同じく渡辺竜王はアイスコーヒー、森内九段はありませんでした)
(凛)