2009年10月の記事

2009年10月15日 (木)

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上図の局面から、本譜は△8五飛でしたが、自宅解説棋士の3人は△9五歩を検討していました。

長岡四段「ここで9筋(△9五歩)ですか。8筋の歩を交換されてるので、いずれ端攻めが気持ち悪いですね」
阪口四段「対局者は呼吸が合っていますね」
山本五段「合ってるねえ。△4四歩を打たないことを考えてるのでしょうか」
長岡四段「いきなり△9五歩▲同歩△9七歩(参考1図)と垂らしますか、攻めるなら」

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山本五段「▲9六歩(一番上の図)は早かったですね」
阪口四段「しかし△4四歩は打たないと駒組みできないでしょう」
山本五段「△9七歩(参考1図)は▲8六銀で大丈夫でしょう。…危ない?」
長岡四段「それで△4七歩ですか?」
山本五段「なるほど」
長岡四段「▲4七同飛△2八角(参考2図)は受かりそうですね。▲3七角でいいのかな」

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阪口四段「さすがに4筋が空いたままですからね」
山本五段「▲3七角に△同角成▲同桂ですか。でも△4七歩は狙い筋ですね。どうやっても角が打てるようになります」
長岡四段「△5五角のラインが開かないとできないですが」
山本五段「△9五歩▲同歩△9七歩(参考1図)▲8六銀△4七歩▲同飛△2八角(参考2図)には▲1七香△1九角成▲3九金でも大丈夫ですか」
長岡四段「▲3七角を打たないほうが手堅いですね。もう一歩ないときつい」
阪口四段「そうですね」
山本五段「△5二銀のまま攻め手を考えるのが竜王らしいですね。『固めてどかん』の精神」
長岡四段「今が良い形ですからね。ということは△7四歩(参考3図)が本命ですか?」

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山本五段「それで▲6六歩△7三桂という展開ですか。4筋を受けるかどうかで変わりますね」
長岡四段「▲4五歩が気にならないなら△4四歩は打たないという考えはありますね」

(翔)

10時のおやつは昨日と同じく、渡辺竜王がホットコーヒー、森内九段の注文はありませんでした。

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(ホットコーヒー ※昨日の写真です)

カップにある紋章は正確には「菊輪宝」(きくりんぼう)というそうです。

(翔)

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(森内九段が一礼して入室。立命館大学将棋研究会の学生が見学に訪れている)

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(盤側には藤井九段、竹内三段、福崎九段が座っている)

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(続いて渡辺明竜王が入室)

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(駒袋のひもを解く渡辺竜王)

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(駒が盤上に降り立つ)

(翔)

おはようございます。本日もよろしくお願いいたします。

昨晩募集した封じ手予想投票の結果です。32名の方にご投票いただきました。ありがとうございました。

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▲5八金…12名
▲3六歩…4名
▲4五銀…4名
▲4二歩…2名
▲5九金…2名
▲9六歩…2名
▲1七角…1名
▲2八飛…1名
▲4五歩…1名
▲4七銀…1名
▲7五銀…1名
▲7七銀…1名

(翔)

2009年10月14日 (水)

自宅解説棋士の封じ手予想&封じ手予想募集では自宅解説棋士の封じ手予想を掲載しましたが、こちらでは一部の現地棋士による封じ手予想です。

福崎文吾九段(立会人)
「▲3六歩か▲4五銀だと思います。▲3六歩はいいと思えば指す気がするし、余裕がなければ▲4五銀。どちらか1つと言われれば…うーんどっちでしょうねぇ。局面をどう見ているかということですが…。▲4五銀でしょうか」

藤井猛九段(解説)
「男は黙って▲5八金」

村田智穂女流初段(BS聞き手)
「▲3六歩だと思います」

竹内貴浩三段(記録係)
「▲3六歩じゃないでしょうか。突きたいのですが、突けないのかなぁ…。▲7九玉のところ(49手目)で▲3六歩と思っていたので、▲7九玉はへぇーっと思いました。
 以前別のタイトル戦で、封じ手を準備しているときに『この駒は動かさないだろう』と封じ手用紙に書いた駒を指されてしまったことがあるんです。それで今日は1・2筋の桂香歩と5七歩・6七歩くらいしか書けずにいたら、森内先生から『書いておいてください』と言っていただきました」

(翔)