図の63手目▲1二歩に森内九段が45分以上考えています。
その間に、自宅解説棋士が検討を続けています。
飯塚七段「△1二同玉以下、▲1三角成△同桂▲1四飛△2二金▲3五香△6九角▲3三香成△同金右▲3四歩△4三金▲3三銀△1一香といった展開で考えていました。しかし、今見ると後手も怖い感じがします」
佐藤天五段「途中はわかりませんが、その変化は最後、▲1三飛成△同金▲2四桂(参考1図)で寄っていませんか?」
飯塚七段「すみません。△1二同玉は先手持ちに修正します(笑)」
佐藤天五段「▲1二歩で、指しにくいかもしれませんが△5七歩成はありそうです。▲同銀なら△3七歩成▲1三角成△同桂▲1四飛△2五桂▲1一歩成△2四銀▲1二飛成△3三玉(参考2図)…こうなれば後手もやれるのでしょうか。途中、△3七歩成に▲1一歩成から強攻する変化もあります」
佐藤天五段「△5七歩成に▲同金は、△7六歩▲同銀△同飛▲1一歩成△同玉▲1五歩△同歩▲1三角成△同桂▲7七香(参考3図)。無理筋っぽいですが、この変化は後手も嫌かもしれません。△5七歩成自体は、自分から拠点を消すことになるので味は良くないです」(佐藤天五段)
(銀杏)
2009年10月29日 (木)
コメント