61手目までの局面 54手目から61手目までの指し手△同 歩▲3五歩△2五桂▲3四歩△3三歩▲同 歩成△同 銀▲1四歩 58手目の△3三歩が14時頃の局面。消費時間は羽生名人1時間3分、木村八段1時間21分。▲1四歩までの現局面は「(考慮時間)1時間級の局面だね。僕は△1四同香と取る勇気はないです」と控え室で鈴木八段。
対局開始 12時57分頃、両対局者は盤の前に座っていた。羽生名人は、お盆の上に乗っている飲み物やコップを配置し直したりしていた。木村八段は扇子を膝の上に刺し、それを支えにしながらあごに手を当てて考えていた。 記録係りの「時間になりました」の声に、羽生名人はしばらく前傾姿勢で考え、その後「そっかあ」とつぶやきながら姿勢をただし▲6五歩と指した。 扇子で右手を支え、あごに手を当てて考える木村八段。動きはあまりない。
昼食休憩時の局面 41手目から48手目までの指し手▲3八飛△9四歩▲1八香△8五歩▲9八香△4二銀▲9九玉△6四角 先手の羽生名人の手番で、昼食休憩に入った。昼食休憩は12時10分から13時まで。両対局者の消費時間は、羽生名人54分、木村八段42分。昼食の注文は、羽生名人は親子丼、木村八段はなし。しかし、木村八段は控え室に顔を出し、持参したヨーグルトとチョコレートを食べていた。「それで終わりですか?」の問いに「これだけあれば十分です」とのこと。
40手目までの指し手 31手目から40手目までの指し手▲8八玉△2二玉▲4六銀△5三銀▲3七桂△7三角▲2六歩△2四銀▲1六歩△1四歩対局の合間に、渡辺明竜王、鈴木大介八段、田村康介六段などが入れ替わり立ち代り控え室に現れ「典型的な定跡型ですね」と言いながら対局室に戻っていった。
30手目までの指し手 21手目から30手目までの指し手▲3六歩△4四歩▲6七金△7四歩▲3七銀△6四角▲6八角△4三金▲7九玉△3一玉両対局者、黙々と矢倉に組んでいく。23手目の▲6七金右で8分考えて羽生名人は指した。
20手目までの局面 11手目から20手目までの指し手▲5八金△3二金▲7八金△4一玉▲6九玉△5二金▲7七銀△3三銀▲7九角△3一角この局面までの消費時間は、羽生名人が12分、木村八段が3分。羽生名人は小刻みに時間を使っているが、木村八段の指し手は割と早い。