2007年11月の記事

2007年11月22日 (木)

対局場の「和多屋別荘」では、大盤解説会が行われています。10時半からは藤井猛九段と中倉彰子女流初段です。

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(藤井九段)

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(中倉女流初段)

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(会場には多くのお客さんが)

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(大盤解説会場の「コットンクラブ」)

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(会場へはこちらから!)

(桜木)

佐藤二冠の△5四角に対し、渡辺竜王も▲6七角と筋違い角を打って▲3四角を狙いました。

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△6五歩が有力ですが、▲同歩△同角▲3四角でシックリした手がないと豊川六段。▲3四角の局面は先手に▲7八角~▲3五歩~▲3四歩の自然な攻めが狙えるのに対し、後手の駒(4四銀と3三桂)の働きが悪いようです。

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(勝負どころを迎え、両者前傾姿勢で考えている)

(銀杏)

2日目の朝食は両対局者とも和懐石を自室でとりました。渡辺竜王はしっかり食べたそうですが、佐藤二冠はあまり食欲がなかったそうです。
メニューは下記でした。

・温泉湯豆腐
・フルーツの盛り合わせ
・ひらすの西京焼き
・ほうれん草のおひたし
・温泉たまご
・板わさ
・煮物
・漬け物
・佐賀のり
・しめじと豆腐のみそ汁

(桜木)

10時に対局室におやつが運ばれました。渡辺竜王がアイスコーヒー、佐藤二冠はホットコーヒーとフルーツの盛り合わせでした。このメニューは2人の定番で、特別注文がない場合はこれと決まっているそうです。

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(渡辺竜王。アイスコーヒー)

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(佐藤二冠。ホットコーヒーとフルーツの盛り合わせ(イチゴ、キウイ、グレープフルーツ、メロン)とお茶

(桜木)

佐藤二冠が長考の末に攻防の角を打ちました。
3六と7六の歩を狙い、積極的に動くつもりでしょう。

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「これで、佐藤二冠のハラが決まりました。この陣形のままで指すつもりです」と豊川六段

(銀杏)

衛星第2放送の朝の竜王戦中継が始まり、控え室は放送を見ています。9時から10時まで。本日の放送は18時~18時45分、ダイジェストは日付が替わって23日の0時40分~0時55分の予定です。

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(右から衛星放送解説の中村修八段、聞き手中倉彰子女流初段、司会の村上信夫アナウンサー)

(桜木)

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(藤井立会人が2通の封じ手を開封する)

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(封じ手にはさみを入れる)

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(藤井九段が「封じ手は▲5五歩です」と読み上げ両対局者に示す。佐藤二冠はすぐに着手した)

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(封じ手写真。藤田初段が図面を作り、佐藤二冠が赤のペンで矢印と▲5五歩の符号を書き込んでいる)

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(封じ手の封筒。裏面のクロスする位置に2カ所ずつ、割り印のように両対局者のサインがある。封を断ち切らずに一部残す立会人もいるが、藤井九段はすべて切り離した)

(桜木)

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(藤田初段の読み上げに合わせて1日目の指し手を再現し、封じ手の局面まで進める)

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(長机は奥から、藤井九段、藤田初段、豊川六段、西條記者)

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(渡辺竜王)

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(佐藤二冠)

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(▲5八金右を指す、渡辺竜王)

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(渡辺竜王の盤側)

(桜木)

9時を過ぎ、立会人の藤井九段によって封じ手が開封されました。佐藤二冠の封じ手は△5五歩でした。

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(△5五歩を指す佐藤二冠)

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(開封された封じ手は大切に保管される)

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(裏面に対局者が署名する)

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(封じ手用紙には、進める駒に丸を、図面の外に符号が書かれている)

(銀杏)

おはようございます。
嬉野市は冷え込んでいますが快晴です。
本日もよろしくお願いいたします。

定刻15分前の対局室では藤井、豊川両立会人、藤田初段が長机に座り対局者を待っています。藤井九段は封じ手を渡す位置など段取りを確認しています。

8時50分ころに佐藤二冠が、8時54分ころに渡辺竜王が入室しました。

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(2日目朝の「和多屋別荘」。嬉野市は気持ちよく晴れている)

(桜木)