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2022年7月 4日 (月)

午前のおやつ

10時になり、両対局者に午前のおやつが出されました。注文は、藤井棋聖が「アイスティー、千葉県産アクアメロンのプレミアムショート」、永瀬王座が「ホットココア、アイスコーヒー」です。

Dsc_31031 (藤井棋聖のおやつ)

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Dsc_31011_2 (永瀬王座のおやつ)

(睡蓮)

藤井棋聖が前例から変化

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9時45分、△8六歩の突き出しに藤井棋聖が▲8六同歩と応じ、前例がなくなりました。前例の指し手は、いずれも▲8六同銀です。永瀬王座としては少し手が止まってもおかしくないところでしたが、1分だけ使って△8五歩と合わせていっています。

Dsc_30881 (控室で揮毫中の三枚堂七段)

Dsc_30921 (NHKの将棋講座で講師を務めている三枚堂七段。こちらは講座での決め台詞だ)

(睡蓮)

またも角換わり腰掛け銀

20220704c図は9時40分頃の局面です。すでに50手以上、進んでいます。戦型は、第1局の千日手局(2局目)、第1局の決着局、第2局に続いて、またも角換わり腰掛け銀になりました。前例はまだ数局あり、定跡形といってよさそうです。藤井棋聖のほうは、先手を持って1局(非公式戦)、後手を持って1局、経験があります。

Dsc_30831 (控室では、木村九段が大盤解説会の景品用の色紙を揮毫している)

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(睡蓮)

対局開始

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Dsc_30721 (藤井棋聖の初手は▲2六歩)

Dsc_30781 (永瀬王座は△8四歩と返した)

Dsc_30821 (五番勝負の天王山といえる対局が始まった)

(睡蓮)

開始前の様子

対局は定刻通りに開始されました。まずは開始前の様子をお届けします。

Dsc_29721 (8時35分頃、対局者を待つ関係者たち)

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Dsc_29701 (藤井棋聖の盆)

Dsc_29661 (永瀬王座の盆)

Dsc_29851 (8時40分、永瀬王座が入室)

Dsc_30101 (8時46分、藤井棋聖が姿を見せた)

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(睡蓮)

本日のスケジュール

おはようございます。対局日の朝になりました。本日のスケジュールは以下の通りです。

■一日のスケジュール
9:00          対局開始
10:00          午前のおやつ
12:00~13:00  昼食休憩
14:00          現地大盤解説会開始(申し込みは締め切り済み)
15:00          午後のおやつ

Dsc_29591 (客室からの景色)

Dsc_29611_2(ホテル内に飾られたポスター)

Dsc_29621 (昨日は、丸山忠久九段と木村九段の記念対局や指導対局会などのイベントも行われた)

(睡蓮)

2022年7月 3日 (日)

開幕式(2)

Dsc_28671 (両対局者は、対局への意気込みを述べて退場。その後は、佐藤康九段、島九段、鈴木大九段、木村九段によるトークショーがあった)

Dsc_29391 (司会の竹部女流四段)

Dsc_28861 (佐藤康九段)

「明日は藤井棋聖の先手番ですね。ということは、初手はお茶を飲む、です。映像では見ていましたけど、先日、実際に順位戦で対局したときにもやっぱり飲まれて、ああ飲むのだなあと思いました。戦型予想はですね、だいたい相掛かりか角換わりの2択。私は角換わり腰掛け銀になると思います」

Dsc_29041 (島九段)

「平凡に相掛かりと答えておきます。大盤解説会では、木村さんの解説を聞いて楽しんでいただきたいと思います」

Dsc_29081 (鈴木大九段)

「私は千日手と思います。永瀬さんのあいさつを聞いて思ったのですが、雰囲気が電王戦でコンピュータ将棋と対戦したときと似ている印象でした。彼は集中し始めると、将棋以外、目に入らなくなる。ほかのことを除去して、対局一本に絞り込んでいく感じを受けました。そのときの集中力はすごい。中盤の突っ込んだところまで研究をしているでしょう。そうするとさすがの藤井さんも、ある程度で妥協する場面も出てくると思います。それで永瀬さんが少し指せるところで千日手になるのかなあ、と。戦型は相掛かりが本命です」

Dsc_29141 (木村九段)

「鈴木さんがいわれたように、永瀬さんの集中度が増していると感じました。戦型ですが、相掛かりと角換わりが流行しています。どちらかでしょう。今回の棋聖戦においては、角換わりが主流。ここまで戦術面では永瀬さんがリードしていると見られますが、そこで藤井さんの性格が出るのではないでしょうか。勝ちを目指すなら相掛かり、意地を張るなら角換わりのように感じます」

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Dsc_28931 (話題は今回の対局以外にも多岐にわたり、笑顔の絶えないトークショーだった)

Dsc_29491(ホテル三日月グループ代表取締役社長・小高芳宗氏による閉会の辞)

「当社は木更津市の友好都市であるベトナムのダナン市での観光開発に挑戦しています。そちらの日本庭園には将棋堂を建立し、佐藤会長の『王将』という文字を刻みました。コロナが収まったときには、日本文化の発信基地として皆様にお披露目できればと思います。対局の成功と、将棋に関わる皆様の弥栄を祈念いたします」

【SankeiNews|ヒューリック杯 棋聖戦第3局 対局者が記念撮影や検分、開幕式】
https://www.youtube.com/watch?v=UM67R85SkoA

産経新聞のYouTubeチャンネルで、本日の様子が動画で紹介されています。あわせてご覧ください。
本日のブログ更新は以上で終了です。明日もよろしくお願いいたします。

(睡蓮)

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