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2025年6月18日 (水)

終局間近

2025061886

上図は△5八角と打った局面。小林健二九段は「▲6六桂ではないでしょうか。△6七角成▲同金△8七香成▲同玉△7九竜(参考1図)のときにいきなり▲8二角と打ち込んで詰むと思います」と話します。終局が近いようです。

2025061892

上の参考1図からは、▲8二角△8一玉▲9一角成△同玉▲9三香△8一玉▲9二香成△同玉▲9三歩成△同玉▲9四銀(参考2図)から詰んでいます。

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(翔)

華やかな跳躍

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図は▲4五桂と跳ねたところです。△2九飛成(70手目)で取られる直前に▲3七桂(65手目)と跳ねた桂馬が、さらに4五に跳ねました。遊び駒をあっという間に使いこなす、華やかな跳躍です。

小林健二九段は「終局が近いです。18時までに終わる可能性もあります」と話しています。

(翔)

杉本六段の勝負手

2025061868

上図は杉本六段が飛車をぶつけた局面。小林健九段は「杉本六段の勝負手ですね。形勢は苦しいです」と話します。杉本六段は「泥沼流」に持ち込むことができるでしょうか。

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(17時頃、控室から見える風景)

(翔)

先手優勢

2025061863

局面は先手優勢と見られています。

「△7一玉(60手目)や△4四飛(62手目)は攻める狙いのない手ですからね」と控室で検討する小林健九段。また「スーパー四間飛車」で知られる小林健九段は「△3三歩(38手目)が振り飛車党には指しづらい手ですが、きっと杉本六段は予定通りなのでしょう。藤井棋聖はこの手を予想していて、徐々にリードを広げていったように見えます。全く違う将棋になりますが、△3三桂のほうが振り飛車らしいです」と話します。

稲葉八段も「後手が少しずつ息苦しくなってきているように思います」と同調しています。

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(ホテル1階のプール。現在は夏の開業に向けて清掃中だった)

(翔)

16時頃の大盤解説会

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(16時頃の大盤解説会には稲葉陽八段と小林健二九段が出演している)

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(59手目▲8六角の局面)

稲葉「(モニターを見て)あっ、指しました」
小林「待って。当てるから」
稲葉「1時間10分の長考ですか」
小林「……ヒントちょうだい。飛車(4筋)よりこっち? あっち?」
稲葉「飛車より左ですね」
小林「△5三金? △6二金寄? それとも……」
稲葉「指されてみると確かに、この手が一番がんばっているような気がします」
小林「これだけヒントをもらうとわかりましたよ。△7一玉でしょう」
(既にモニターで盤面を見ていたお客さんから拍手)

2025061860

(翔)

こどもたちへの指導対局

16時から地元のこどもたちへの指導対局が行われています。

247

(村田智穂女流三段が9面指し。「今日は1局しか指せないので、よく考えてから駒を動かしましょう」)

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(2枚落ち~7枚落ちで、真剣な面持ちで盤に向かう)

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(アドバイスをしながら進めていく村田女流三段)

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(大盤解説会場の後ろで対局している)

★お子さんの写真掲載については、会場で了承を得ています。

(翔)

指す手が難しい後手

2025061859

上図は藤井棋聖が▲8六角と出た局面。控室で検討する稲葉陽八段は「▲7七桂~▲6五歩があるので、後手は対応を迫られています」と話しています。杉本六段は30分以上考えて、記録係の関祐人三段から「残り1時間半です」と告げられています。後手の指す手が難しくなっているようです。

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(客室から見える大阪湾)

(翔)

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