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2023年4月24日 (月)

佐々木大地七段がタイトル初挑戦

Kisei202304240101165▲佐々木大地七段-△永瀬拓矢王座戦は、佐々木七段が勝ちました。終局時刻は19時58分。消費時間は▲佐々木3時間44分、△永瀬3時間59分。
佐々木七段は初のタイトル挑戦を決めました。五番勝負の第1局は6月5日(月)にベトナム・ダナン「ダナン三日月」で行われます。

(紋蛇)

永瀬王座が一分将棋に

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19時15分、図の△7九銀不成に3分使い、永瀬王座が一分将棋に入りました。佐々木七段は27分を残しています。

Dsc_31691 (永瀬王座。最後まで勝負を捨てずに指し続ける)

(睡蓮)

佐々木七段勝勢

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図は19時頃の局面です。永瀬王座の時間切迫もあり、どんどん指し手が進んでいます。▲7二角は、6一飛と4五銀の両取り。佐々木七段が順調に歩みを進めており、勝勢といってよさそうです。

Dsc_31122 (佐々木七段。タイトル初挑戦が見えてきた)

Dsc_31872 (永瀬王座は苦しい状況)

(睡蓮)

佐々木七段が優位に立つ

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図は18時25分頃の局面です。互いに残り時間が少なくなり、指し手のペースがかなり上がっています。佐々木七段が調子よく攻め手を繰り出しており、リードを拡大している印象です。

Dsc_32041 (駒の働きでまさる佐々木七段。歩得も大きい)

(睡蓮)

戦いが本格化

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図は17時40分頃の局面です。そこここで歩がぶつかり、戦いが本格化しています。このまま流れはさらに激しくなっていくことが予想されます。形勢はやはり佐々木七段が少しよさそうですが、永瀬王座にもまだまだチャンスはありそうです。

Dsc_30661 (永瀬王座)

(睡蓮)

佐々木七段、長考での一手

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図は17時頃の局面。佐々木七段が50分の長考で▲5五歩と突いたところです。対して△5五同歩なら後手の2二角の脅威が弱まるので、そこで▲2五歩と合わせるつもりでしょうか。先手としては、▲5五歩を突かないですぐに▲2五歩といくのも有力そうでした。

実戦は永瀬王座は素直に△5五同歩とはせず、△3三角と2四の地点を受けながら壁角の形を解消しました。

Dsc_31241 (佐々木七段。攻めを急がずに一呼吸置いた)

(睡蓮)

永瀬王座の勝負手

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15時38分、永瀬王座は22分の考慮で△3五歩と突き、自身の囲いの側から動きを見せました。対して▲3五同歩なら△6五歩▲同歩△2五歩というように、銀挟みの筋を軸に戦いにいくのでしょうか。ただ、囲いを崩しながら相手の攻めの銀を呼び込む△3五歩は、かなりリスクのある手なのは間違いありません。形勢容易ならずと見ての勝負手と思われます。

Dsc_30811 (永瀬王座。残り時間はおよそ1時間)

(睡蓮)

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