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2012年4月25日 (水)

挑戦者決定戦は4月26日(木)10時開始

羽生善治棋聖への挑戦権を争う第83期棋聖戦・決勝トーナメントは、いよいよ挑戦者決定戦を迎えました。勝ち進んだのは深浦康市九段と中村太地五段です。

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深浦康市(ふかうら・こういち)九段は3期連続の挑戦者決定戦進出。過去2期は勝って挑戦権を得ており、大一番で勝負強さを発揮しています。
※写真は4月12日(木)、決勝トーナメント準決勝(郷田真隆棋王戦)に勝利した際のものです(撮影・梅記者)。

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中村太地(なかむら・たいち)五段は新進気鋭の実力者。昨年度の年度勝率1位(歴代2位)で、今期もここまで5戦全勝。記録部門では対局数・勝数・勝率・連勝の4部門で1位に立っています。
※写真は4月6日(金)、決勝トーナメント準決勝(佐藤天彦七段戦)に勝利した際のものです。

飛ぶ鳥を落とす勢いの若き鋭才と、タイトル3期を誇るトッププロの勝負は白熱必至。対局は4月26日(木)東京・将棋会館にて10時開始。持ち時間は各4時間。昼食休憩は12時10分~13時まで。先後は振り駒で決定します。

中継は棋譜・コメントを烏、ブログを八雲が担当いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。

2011年7月 3日 (日)

一夜明けて

第82期棋聖戦第3局の激戦から一夜明けて、水前寺公園にて羽生棋聖へのインタビューが行われました。
インタビュー記事はこちらです。
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(羽生棋聖は対局時に棋聖戦記念扇子を使用していた。「彩」と揮毫したように、多彩な戦型を指しこなした)
(銀杏)

本日の棋譜

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第82期棋聖戦は羽生棋聖の3連勝で防衛、4連覇で
幕を閉じました。来期の棋聖戦もどうぞお楽しみに。
本日はご観戦ありがとうございました。

(吟)

2011年7月 2日 (土)

感想戦(深浦九段)

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(吟)

感想戦(羽生棋聖)

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両対局者とも観戦記者の質問に答えようと長机へ
顔を向ける。

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(吟)

終局直後

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(羽生棋聖はまだ厳しい表情のまま)

■ハードスケジュールの中での4連覇でしたが?

「いろいろなイベントで忙しかったです。きわどい
将棋が多く相当、大変でした」。

■タイトル獲得、通算79期ですが?

「記録は意識してないですね」。

■本局は角換わりとなりましたが?

「昼食休憩から前例がなくなり自玉が危険な変化が
多く、怖いと思っていた。△5八馬(108手目)と銀を
取ってよくなったと思った」。

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(吟)

羽生棋聖勝利。棋聖4連覇

Kisei20110702_114 羽生善治棋聖に深浦康市九段が挑戦する第82期棋聖戦第3局は19時21分、114手で羽生棋聖の勝利となりました。消費時間は深浦3時間59分、羽生3時間44分。この結果、五番勝負は羽生棋聖が3連勝で防衛し、4連覇を達成しました。通算10期の棋聖獲得となります。
【Twitter解説】
深浦九段の新手から局面は一気に動きましたが、途中の金銀2枚取らせても指せるとみた羽生棋聖の大局観に驚かされました。深浦九段としては、もっと竜を一段目で働かせたいところでしたが、新手以降の羽生棋聖の指し回しが素晴らしかったのですね。終盤はお互い秘術を尽くした戦いでしたが、中盤のリードを保って逃げ切った形です。個人的には92手目△3一金が印象に残りました。あの手は深くしっかり読まないと指せない手です。本日は観戦どうもありがとうございました。

(銀杏)

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