羽生棋聖2連勝

棋聖戦第2局は116手で羽生棋聖が制し連勝した。終局は19時4分、消費時間は▲中村3時間59分、△羽生3時間48分。第3局は7月5日(木)島根県江津市「旅館ぬしや」にて行われます。

棋聖戦第2局は116手で羽生棋聖が制し連勝した。終局は19時4分、消費時間は▲中村3時間59分、△羽生3時間48分。第3局は7月5日(木)島根県江津市「旅館ぬしや」にて行われます。
大盤解説会では△7二銀(76手目)の局面で次の一手クイズが出題され、石田九段と室田女流初段が当選者を発表した。

(当選番号を読み上げる石田九段。「46番の方、おめでとうございました。次はよんじゅう……4が多いね、縁起でもない」)

(「それではちょっと解説をしましょうか、この角は……角はどこでしたかね?」と石田九段。室田女流初段が8三の地点に戻し、「こんな、角が歩みたいに向かい合う将棋は見たことがないですよ」)

(石田九段が2008年の▲石田和雄九段-△中村太地四段(当時)戦を並べた。結果は先手勝ち。「今みたいな将棋が毎回指せればいいんですけど、もうできなくなったのでね」)

(局面が元に戻っているか確認。室田女流初段の師匠、杉本七段も見守る)
(文)
図は16時10分頃の局面。羽生棋聖は△7二銀(図)と引いて角に当てた。先手の攻めを催促した手だ。控室では▲7三歩成△8三銀▲6二と△9三角(参考図)が並べられ、この端角が受けにくいと言われている。飛車を見捨てる大胆な順だ。
単純な銀取りではなく、その先に金を狙っているのが厳しい手たるゆえん。ここで(1)▲6六銀は、△8六歩▲7七金△3九角と数を足されて受けにくい。(2)▲7六歩は、△7四銀▲8四歩△7五銀で攻めが続く形だ。どちらの変化も、先手の玉形が不安定で後手の玉は堅いという差が、後手にとって大きくプラスに働いている。攻め合いは後手に分があるのだ。中村六段は持ち時間も残り少なく、苦しい状況に追い込まれている。

(検討する豊島七段と室田女流初段)
(文)