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2011年7月 2日 (土)

後手勝勢

Kisei20110702109

▲6七歩と受けた局面だが、△8五銀で後手が勝勢と
控室では言われている。うまく8五の銀を抜きたいが、
その筋は見つかっていない。

(吟)

後手の評判がよい

Kisei20110702105

△6五桂に▲6六玉と上がった深浦玉。△4七歩成と馬筋を通して
手が目につく。深浦はうまく凌いで上部を開拓していきたい。

【Twitter解説】
及川拓馬>▲6六玉は指しにくい手ですね。△4七歩成に▲同飛は
△5五馬▲7六玉△7七桂成があるので▲7三角を狙っていそうです。

▲6六玉に△3六馬が着手された。控室では後手の評判がよい。
次に△5八馬の詰めろ(△7六飛まで)飛車取りや△3五馬が△4四馬
を見せて厳しい。

(吟)

攻めるは守るなり

Kisei20110702103

後手玉を5二へ落として▲2二竜△同金▲7四歩と打った。
7三の桂を取れば後手玉に響き、自玉の上部も広くなる。
攻防兼備の一手と言える。羽生棋聖にうまい返し技はある
のか。

▲7四歩で残り時間は▲深浦九段31分、△羽生棋聖53分。

(吟)

17時52分の控室

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大盤解説会場から戻った青野九段。棋譜中継を
見つつ「先手の攻めが少し細いかな」と話す。

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(吟)

ギリギリの受け

Kisei2011070292

▲4四銀に△3一金と引いて先手の竜を捕獲した局面。
怖い形だが、羽生棋聖はこれで余せると見ているのだろ
うか。

【Twitter解説】
及川拓馬>△3一金は凄い一手です。先ほどの▲3五桂には△同歩▲2四歩
△3四玉▲3五銀△4三玉で寄らないと見ているのでしょうか。△4三玉で△4
五玉は▲4六銀があります。

(吟)

17時25分頃の「古今伝授の間」

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17時25分、まだまだ明るい。夏の陽の長さを感じる。

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中庭まで入ることが出来るが静寂が守られている。

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(吟)

まだまだ蒸し暑い

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対局室へ風を送り続ける冷風機。両対局者とも
扇子を使ってパタパタと風を送る姿が何度もモニ
ター映る。

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襖絵が描かれている。海北友松(かいほうゆうしょう)
作の『竹林七賢』。貴重な一品である。

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(吟)

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