羽生棋聖が勝って防衛決める
第84期棋聖戦第4局は、100手まで羽生棋聖の勝ちとなりました。終局は17時53分。消費時間は▲渡辺3時間47分、△羽生3時間12分。
初の三冠対決として注目された五番勝負は、3勝1敗で羽生棋聖に軍配が上がりました。
第84期棋聖戦第4局は、100手まで羽生棋聖の勝ちとなりました。終局は17時53分。消費時間は▲渡辺3時間47分、△羽生3時間12分。
初の三冠対決として注目された五番勝負は、3勝1敗で羽生棋聖に軍配が上がりました。
本局の立会人を務める屋敷九段は、1990年に高島屋で行われた第56期棋聖戦五番勝負第5局で中原誠棋聖(当時)に勝ち、棋聖位を奪取している。当時18歳でのタイトル獲得は最年少記録として今も破られていない。屋敷九段に当時の思い出を聞いた。
「今回高島屋に来て、建物の中を見てだんだん記憶が蘇ってきました。ええ、素晴らしい場所で対局をさせていただきました。確か2回くらい対局では来ていると思うんですが。どちらも立ち会いが原田泰夫先生だったんですが、独特の原田節を聞いて楽しく過ごした思い出がありますね。懐かしいです。(初の棋聖獲得の頃はまだ十代でしたよね、と尋ねると)そうですね、慣れないところもありましたが、そうしたところも原田先生に見ていただいて、対局に集中できた記憶があります」