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2024年6月17日 (月)

最終盤戦に

20240617i17時30分、図の局面で山崎八段が手を止めています。△5四歩に▲6四歩は、△5五歩▲6三歩成△同玉で、中村修九段は「後手玉を逃がしているような気もしますが……。うまい手があるのでしょうか」と話しています。後手は桂を持っているため、△6六桂の反撃が見込めます。ただ、山崎八段は残り10分を切っているため、残り59分の藤井棋聖との差がどう出るのでしょうか。いよいよ最終盤戦に突入します。

(琵琶)

踏み込む

20240617g

図は藤井棋聖が▲5六金と角取りに上がったところです。△7七角成▲同桂△4七銀の両取りを誘っているため、踏み込んだ一着といえそうです。以下▲6五桂が両取り逃げるべからずの一手で、△6五同桂▲同金△6四歩(変化図)と進むかもしれません。以下▲3七飛には△3六銀成でどうでしょうか。先手がよさそうですが、糸谷哲郎八段は「後手に駒が入りますし、山崎さんの背筋が伸びているように見えます」と話しています。

20240617h

Dsc_8162(金を上がって踏み込んだ藤井棋聖)

(琵琶)

高志の宿 高島屋

高志の宿 高島屋の様子です。

Dsc_8338(高島屋の外観)

Dsc_8346(国登録有形文化財に指定されている)

Dsc_8210(風情のあるロビー)

Dsc_8212(囲炉裏)

Dsc_8237(数々の名棋士を見守ってきた)

Dsc_8217(喫茶コーナー)

Dsc_8226(フロントには過去の棋聖戦の写真が飾ってある)

Dsc_8234(フロント脇の売店)

(琵琶)

先手が優勢に

20240617f16時を迎えました。局面は△6五歩に先手が▲7七銀と引いたところです。△4六歩には▲3五飛とさばいて、控室では先手よしと見られています。以下△3四歩には▲4四歩が絶好の切り返しで、△3五歩は▲4三歩成△同金▲3二角が痛打になります。先手は戦いながら玉を固めることができたのが大きいようです。△4六歩が利きそうにない山崎八段はどんな指し回しを見せるのでしょうか。
Dsc_8088001(昼食休憩再開後の山崎八段。眉間にしわを寄せる)

(琵琶)

現地大盤解説会

現地大盤解説会の様子です。

Dsc_8304(大盤解説会の様子)

Dsc_8285(副立会人の梶浦宏孝七段)

Dsc_8297(聞き手の山口恵梨子女流三段)

Dsc_8330(多くのファンが解説を見守る)

(琵琶)

午後のおやつ

15時、午後のおやつは藤井棋聖が「ガナッシュブラウニー」、「アイスティー(アールグレイ)」、「りんごジュース」。山崎八段が「笹だんご(つぶあん)」、「越後銘菓 河川蒸気抹茶小倉クリーム」、「ローズヒップ・ハイビスカスティー」です。

Dsc_8370(藤井棋聖が注文したおやつ)

Dsc_8386(ガナッシュブラウニー)

Dsc_8352(山崎八段が注文したおやつ)

Dsc_8362(笹だんご・つぶあん)

Dsc_8366(越後銘菓 河川蒸気抹茶小倉クリーム)

(琵琶)

原田泰夫九段の出身地へ

Dsc_6069(弥彦駅から弥彦線に乗車する)

Dsc_6185(向かった先は越後線の分水駅。原田泰夫九段の出身地である)

Dsc_6246(大河津分水路の様子。洪水被害を防ぐための工事が長期で行われており、現在は水が抜かれている)

Dsc_6295(燕市分水公民館へ)

Dsc_6271(公民館では夏になると原田九段の名がついた将棋大会が行われる)

Dsc_6299(続いて燕市分水良寛資料館へ)

Dsc_6316(すでに閉館していた。時すでに遅し)

Dsc_6324(夕焼けが美しい分水駅前)

(琵琶)

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