第4局大盤解説会
第4局の大盤解説会は、現地と東京・将棋会館で開催されます。
いずれも事前申込制で、応募受付は終了いたしました。
【現地大盤解説会 開催要項】(応募受付終了)
会場:岩室温泉「高志の宿高島屋」広間(イス・指定席)
日程:7月18日(火) 14時開始(終局まで)
会費:お一人様5,000円・ワンドリンク付
【東京・将棋会館大盤解説会 開催要項】(応募受付終了)
会場:東京・将棋会館 2階研修室
日程:7月18日(火) 16時開始(終局まで)
会費:5,000円
(八雲)
第4局の大盤解説会は、現地と東京・将棋会館で開催されます。
いずれも事前申込制で、応募受付は終了いたしました。
【現地大盤解説会 開催要項】(応募受付終了)
会場:岩室温泉「高志の宿高島屋」広間(イス・指定席)
日程:7月18日(火) 14時開始(終局まで)
会費:お一人様5,000円・ワンドリンク付
【東京・将棋会館大盤解説会 開催要項】(応募受付終了)
会場:東京・将棋会館 2階研修室
日程:7月18日(火) 16時開始(終局まで)
会費:5,000円
(八雲)
本局はABEMAで生中継が行われます。放送は8時30分から23時まで。解説は森内俊之九段、八代弥七段。聞き手は中村桃子女流二段、小高佐季子女流初段です。
・ABEMA 将棋チャンネル
https://abema.tv/now-on-air/shogi
・番組情報
https://abema.tv/channels/shogi/slots/DuE1tnc9hc6jxj
(八雲)
【対局者決意表明】
藤井聡太棋聖。
「私がこちらで対局をさせていただくのは昨年に続いて2回目になります。岩室温泉の黒湯が有名とのことで、初めて入ってその色に驚いたんですが、素晴らしいお湯で、また料理もとても美味しくて、すごくリラックスかつ集中して対局に臨めたことを覚えています。先ほど燕市の市長さまから包丁をいただきまして、ありがとうございます。私はちょっと料理はできないんですけど、明日はこの包丁のようなキレのある将棋を見せられるように(会場拍手)、ここまでの第3局までの流れを踏まえつつ、名局の宿にふさわしい熱戦にできるよう全力を尽くしたいと思います」
挑戦者・佐々木大地七段。
「早い段階で産経新聞社の方から『4局目の高島屋の女将が待っているよ』とプレッシャーをかけられていましたので、本日伺えてとても嬉しく思っています。新潟は好きな町のひとつでして、自宅で料理をしてご飯を食べるときはコシヒカリのブランドを好むことが多いです。今回カド番となりましたけど、あまり気にすると手が伸びなくなってしまうので、やはり熱戦にするためにも自分の力を精一杯出し切らないといけないなと感じています」
【乾杯】
高島悟・岩室温泉自治会長。
「岩室温泉は今年で開湯310年になりました。明日の名勝負と皆さんの健康を祈念しまして乾杯とさせていただきます。では、乾杯!」
【両対局者退場】
【対局のみどころ】
正立会人・屋敷伸之九段。
「明日は佐々木七段の先手番ということで、巻き返しなるかというところですね。2局目の佐々木七段がかなりうまく指し回していたんですが、藤井棋聖の追い込みも素晴らしくて、女将さんも気を揉んでいたと思います。私も新潟が遠くなったかなと思っていたんですが、最後に佐々木七段が渾身の一手を放って、そこからは順調にいけば佐々木七段が勝ちそうだなと見ていました。観戦しているファンの方も楽しめたのではないかと思います。ここまでの3局とも名局で、明日の第4局もかなり熱戦が期待されます」
常務理事・森下卓九段(向かって右)
「佐々木七段は私の弟弟子の深浦康市九段の弟子ということで、私にとっては甥弟子にあたります。2局目で▲5五角という歴史に残る名手を指せる力がありますので、実力としては引けを取らないと思っています。決して藤井棋聖に負けてほしいと思ってはいないですが、ぜひフルセットを見てみたいなと。穿った見方をしますと、そうなったときの藤井棋聖の戦いぶりも見てみたいと思っています。公平な目は屋敷九段と佐藤七段にお任せしまして、ちょっとだけ甥弟子を、ちょっとだけ贔屓させていただけたらと思っています」
副立会人兼大盤解説会解説・佐藤紳哉七段(向かって右)
「今日高島屋さんに初めて来まして、もう早速お風呂を入らせていただき、日本酒もいただいて本当に楽しませていただきました。僕も第4局があるかちょっと心配していたんですけど、大地君頑張ってくれました。戦型予想は佐々木七段の得意戦法が相掛かりなので、そこは間違いないのかなと。大地君は受け将棋なんですよ。相掛かりから攻めると見せかけて相手の無理攻めを誘ったり、相手が受けすぎると手厚い良い陣形を組むので、序盤すごくうまいんですよね。なので自信持ってぶつけるのではないかと思います。恐らくここにいるみんなは相掛かり予想だと思います。違う人いないですよね?」
大盤解説会聞き手・宮宗紫野女流二段(向かって左)
記録係・古屋匠初段(向かって右)。
「私も相掛かりが本命だと思うんですが、ちょっと裏をかいて角換わりもないことはないのかなと。私自身、藤井先生が先手で角換わりをやられて何を指すか気になっていることもあります。3%くらいあるかなと思っています」
【閉会の挨拶】
古田眞之・高志の宿 高島屋代表取締役会長。
「今回の対局が、名局となることを期待して御礼の挨拶とさせていただきます。本日は本当にありがとうございました」
(八雲、書き起こし=生姜)
18時から前夜祭が開催されました。
【両対局者入場】
【歓迎の挨拶】
中原八一・新潟市長(代理 野島晶子・新潟副市長)
「藤井聡太棋聖、佐々木大地七段、ようこそ新潟市にお越しいただきました。心より歓迎します。西蒲区は将棋とゆかりの深いところでございます。高島屋は棋聖戦五番勝負の会場として、これまでも名勝負が繰り広げられてきました。江戸時代後期の書家、巻菱湖の生誕の地であり、明日の対局で使用される駒は菱湖の書体で作成したものを使用されるとうかがっております。お二人の熱い戦いを期待しています。西蒲区には米、酒、温泉などの多くの魅力があり、特に岩室温泉は昨年度新潟県満足度調査で1位となるなど、観光地として高い評価をいただいております。今宵は、色や大きさ、形などに特徴のある『にしかん なないろ野菜』と、日本海の幸を使った美味しい料理をご堪能いただくとともに、歴史ある温泉でゆっくりと疲れを癒していただき、明日の対局に向けて英気を養っていただけたらと思います」
鈴木力・燕市長。
「この席に10年以上来ていますが、いつも言い訳から始めさせてもらっています。なんで新潟市で行われる棋聖戦に隣の燕市長がいるのかと、お思いになっている方も多いのではないでしょうか。燕市は分水町と合併したのですが、分水町は元日本将棋連盟会長でした原田泰夫九段の出身地ということで、非常に将棋熱の高い地です。何よりも私が観るほうのファンでして、そんな将棋好きの私に燕市出身の女将からお誘いをいただき、今年もやってまいりました。 燕市はものづくりの町でございまして、いつも記念になるようなお土産を差し上げているのですが、佐々木さんが料理をお好きだということで、今日は包丁を持ってきてまいりました。藤井さんは料理をするのかどうかわからないですけど、お母さんにお渡ししていただいて、美味しい料理を作ってもらえたらなと思います。原田九段はこの高島屋を名局の宿と名付けられました。第4局が名局になることを御祈念申し上げます」
両対局者に燕市のふるさと納税返礼品にもなっている包丁が贈呈された。
【主催者挨拶】
本田誠・産経新聞東京本社文化部長。
「第4局はどちらかが3連勝されると指されないことになります。昨年は第2局の開催だったので必ず行われましたが、今年は実現されないという可能性もありました。女将さんの高島基子さまが地元の神社に『第4局がありますように』と願掛けに行かれたと聞いております。長きにわたって五番勝負を支えていただいた女将さんの願いが通じたのだと思います。明日の対局は藤井棋聖が4連覇を果たすか、佐々木七段が決着を最終局に持ち越すか大事な勝負になります。お二人らしい好手、妙手の応酬となり、ファンの期待に応える名局となることを期待しています」
森下卓・日本将棋連盟常務理事。
「もう33年前になりますが、今日立会で来られている屋敷九段と若い頃棋聖戦五番勝負で戦ったことがありまして、確か屋敷九段が18歳、私が24歳のときでした。名棋士中の名棋士であります原田泰夫先生がですね、私のような若造に『巨匠』と呼んでくださいまして、私が高島屋さんに伺う前に『巨匠、高島屋さんには妙齢の美女がいるんだよ』とおっしゃられまして、それが悪かったのか負けてしまったのですが(会場笑)、懐かしい思い出です。将棋界を代表する名局の宿で、素晴らしい激闘を披露していただけたらと思います」
【花束贈呈】