カテゴリ

2016年6月 3日 (金)

先手優勢

2095

千日手指し直し局は両者残り10分を切り、秒読みが始まっています。

現地では先手が優勢と見られています。また、各地の棋士からも先手優勢との見解が送られています(棋譜コメント参照)。

(翔)

過去のホテルニューアワジでの対局

過去のホテルニューアワジでの対局結果をまとめました。

阪神淡路大震災は1995年。翌1996年から第82期を除いて毎年対局が行われ、本局が20局目です。(第82期は第4局に予定されていたが、羽生棋聖が3連勝で防衛)

ニューアワジでの千日手は第75期以来、2回目です。

Zu

(翔)

20時40分頃の大盤解説会

427

(「大盤解説会、休憩なしで大丈夫かな」と控室を出ていった本間六段、大盤解説会にゲスト出演していた)

433

(本間博六段)

439

(解説が行われている)

(翔)

20時半頃の淡路島

420

(20時半頃、控室から見える風景。日が暮れた。海には沿岸のホテルの明かりが映っている)

(翔)

攻勢を取る羽生棋聖

249

図は羽生棋聖が△8八歩とたたき、永瀬六段が▲同玉と応じた局面。

上図から△6六歩▲同金△3九角と進みました。

252

上図から▲3八飛と逃げますが、羽生棋聖はズバッと△6六角成と切りました。▲同銀に△3四歩▲4六銀で先手の攻め駒を撤退させてから、△9五銀と出ました。

258

先手玉を薄くして、単純な銀の進出で攻勢を取りました。
しかし後手は駒損。控室では「本当にこれで後手は優勢にできるの?」と不思議がっています。
先手は駒が撤退しているので、駒得を生かす展開にすべく、局面を収めにいくと見られています。

(翔)

大盤解説会、再スタート

402

(19時半から大盤解説会が再スタート。大阪市内行きの高速バスは19時発が最終ということもあり、多くの方が既に帰途についている。なお、本州行きの最終バスは21時55分発)

淡路交通株式会社 (淡路島と本州を結ぶ高速バスを運行)

411

(解説は引き続き、糸谷哲郎八段)

417

(聞き手の村田智穂女流二段。出演者のふたりは、休憩の間にホテル内で淡路島牛丼を食べたそうだ)

405

(自席で継ぎ盤に現局面を並べながら解説を聞くファン)

406

ニコニコ生放送をタブレットに映す方もいた)

415

(解説会場から見える風景。すっかり暗くなった)

(翔)

指し直し局は藤井矢倉へ

指し直し局は相矢倉。脇システムの出だしから、永瀬六段が▲6八玉と早囲いを目指しました。藤井猛九段が連採したことから「藤井矢倉」とも言われます。

2029

2043

▲3五歩△同歩▲4一角が新構想と言われています。時間を多く残している羽生棋聖が、ここで考えています。

(翔)

=== Copyright (C) 2009 >>> The Sankei Shimbun & Japan Shogi Association === All Rights Reserved. ===