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2016年7月12日 (火)

隠岐空港

Dsc_0004 (14時すぎ、隠岐空港に到着)

Dsc_0012 (到着すると歓迎を受ける両対局者)

Dsc_0017
(吟)

明日 第4局

羽生善治棋聖に永瀬拓矢六段が挑む第87期棋聖戦(主催・産経新聞)。五番勝負は羽生棋聖1勝、挑戦者の永瀬六段が2勝。 第4局は7月13日(水)島根県隠岐の島町「羽衣荘」で行われる。

永瀬六段の棋聖奪取か、羽生棋聖が第5局に持ち込むか。 第4局の立会人は久保利明九段、副立会人は菅井竜也七段、記録係は池永天志三段(小林健二九段門下)が務める。
持ち時間は各4時間。先手番は永瀬六段。

中継は棋譜コメント入力が八雲、ブログを吟が担当する。どうぞよろしくお願いいたします。

Dsc_0002(両対局者は羽田空港から伊丹空港に飛ぶ。伊丹空港で、井上慶太・日本将棋連盟理事や立会人の久保九段、副立会人の菅井七段と合流。伊丹空港から隠岐の島に向かった)

【産経新聞社】
https://sankei.jp/

【産経ニュース・将棋】
http://www.sankei.com/life/newslist/shogi-n1.html

2016年7月 2日 (土)

ご観戦ありがとうございました。

本局をご観戦ありがとうございました。
第87期棋聖戦五番勝負第4局は7月13日に島根県隠岐郡隠岐の島町「羽衣荘」で行われます。
その対局もご観戦のほどよろしくお願いします。

(銀杏)

感想戦写真

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20160702_kanso2 (感想戦は20時17分ごろ終了した)

(銀杏)

終局直後

20160702_syukyoku (終局直後の対局室)

20160702_nagase7 (インタビューに答える永瀬六段)

―――今日の一局を振り返っていかがでしたか。

永瀬「全体的に難しい将棋だったと思いますが、気づいたら悪くしてしまいました。中盤でもう少し頑張る手があったかもしれませんが、わからずに粘る将棋になってしまいました」

―――40手目に△8六歩と攻めた当たりはいかがでしたか。

永瀬「変化が多すぎて、どれを読んでいけばいいかわからなかったです」

―――66手目△2五飛のあたりで△3四桂と大駒を取りに行くのはいかがでしたか。

永瀬「△3四桂では少し形勢が悪い気がしたので、複雑化できればと思っていました」

―――少し押され気味だという意識があったのですか?

永瀬「そうですね。その後に△4三角と引くのは仕方ないです。78手目に△9三同飛としたのは、飛車を成っていくのでは自信がありませんでした。このあたりは粘りに切り替えていました」

―――どのあたりで優勢から勝ちになったと思いましたか。

永瀬「最後の変化は読みきれていなかった気がします。勝ちになったと思った瞬間はなかったと思います」

―――88手目△4二歩で△4二香はいかがでしたか。

「▲8四飛でどうかと思っていました」

―――100手目△4三桂が好手といわれていました。

永瀬「△4三桂でもまだ自信はなかったですが、盛り返したかなと思いました」

―――五番勝負は2勝1敗になりました。初タイトルにあと1勝となりました。意気込みを。

永瀬「意気込みというものはありませんが、一生懸命頑張りたいと思います」

20160702_nagase9

20160702_habu5 (羽生棋聖はしばらく同じポーズのまま動かなかった)

20160702_habu6
―――今日を振り返っていかがでしたか。

羽生「飛車を圧迫されてつまらない将棋になりました」

―――中盤は先手が指せるという評判でした。

羽生「よくわかりませんでした。いろいろあって。何かあったかもしれませんが、読みきれませんでした」

―――93手目▲9三歩から▲9二角成としました。このあたりはどうでしたか。

羽生「あのあたりは何が正しいかわかりませんでした。ただ、△4三桂(100手目)と跳ねられてみると、悪かったかもしれないですね」

―――1勝2敗で追い込まれてしまいました。

羽生「また、変わらずに次も頑張りたいと思います」

(銀杏)

永瀬六段が2勝目を挙げる

Kisei201607020101118第3局は永瀬六段が勝ち、2勝1敗とリードしました。終局時刻は19時26分。消費時間は▲羽生3時間59分、△永瀬3時間57分。


(牛蒡)

後手勝ち筋か

20160702r

図は113手目▲5三桂不成の局面。100手目△4三桂が好手で逆転しているとみられています。
▲5三桂不成は△3一玉に▲5六馬のつもりですが、△6七角成▲同馬△5五桂打と6七を攻めるのが厳しいようです。
(銀杏)

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