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2018年6月30日 (土)

インタビューと退出

歓談タイムが一区切りしたところで、安食女流初段による両対局者へのインタビューが行われました。

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安食女流初段「まず羽生棋聖からお伺いします。6回目で何度も聞かれているとは思いますが、沼津の印象をお聞かせください」

羽生棋聖「海が近く自然が豊かで、食べ物もおいしいところです。対局場の沼津倶楽部も純和風でとても落ち着いた場所ですね。沼津の地元の方々にも温かく応援していただき、本当にいい場所だなあと、いつも思っています」

安食女流初段「最近は将棋メシが注目されていますが、羽生棋聖は毎年沼津に来たとき、なにを召し上がられることが多いのでしょうか?」

羽生棋聖「あ、定番でこれ、というものはないんですよ。タイトル戦などで行った土地の食べ物を、おいしくいただいています。沼津でしたら漁港もあるところですし、お魚もおいしいですよ」

安食女流初段「ちなみにご家庭ではどんなお食事が好きなのでしょうか?」

羽生棋聖「私は食べ物の好き嫌いがほとんどないので、なんでも食べられますよ」

安食女流初段「あれ、そうなんですか。たしかに将棋でもなんでも指されますよね(場内笑)。ひとつお聞きしたかったのですが、タイトル戦などでお忙しい毎日を過ごされていると思いますが、気分転換はどのようにしているのでしょうか」

羽生棋聖「うーん、例えばタイトル戦でいろんな街に行って、その土地を見るというのも面白いですよ。仮にまったく行ったことのない土地でも、そこを見るというのはいい気分転換になります。全国は広いですし、その点はとても楽しみにしています」

安食女流初段「最後に場内の皆さまへのメッセージをお願いします」

羽生棋聖「遠方からはるばる来られた方もいて、とてもありがたいことです。最近は『観る将』のように新しいファン層も増え、たくさんの方に将棋に興味を持っていただいているんだなあと理解しています。この盛り上がりが長く続くよう、応援していただけたら嬉しいです。本日はありがとうございました」

安食女流初段「豊島さんは、普段の息抜きとかはどうされているのですか? なにか趣味はお持ちなのでしょうか?」

豊島八段「うーん、実は趣味らしきものがないので……。最近ならやっぱりワールドカップがありますので、観戦して息抜きをしています。とはいっても、ワールドカップが終わるまでの1か月くらい限定ですが(笑)。また、タイトル戦を戦っている身ですので、夜遅くの試合観戦はできないので、早めの時間帯の試合が中心です」

安食女流初段「おおー、それなら日本がグループリーグ突破をしてよかったですね」

豊島八段「そうですね。正直開幕前は日本の突破は苦しいかと思ってましたので、びっくりしています」

安食女流初段「話を変えまして、子どものときから豊島八段は長いこと将棋を指していらっしゃると思いますが、この会場の小学生の子どもへのメッセージをお願いします」

豊島八段「将棋は奥が深いゲームで、いまだにわからないことも多いのですが、やったらやっただけ面白くなるゲームなので、将棋を始めたらぜひ長く続けていってください」

安食女流初段「最後に、この会場の皆さまに向けてメッセージをお願いします」

豊島八段「本日は前夜祭にご参加くださり、ありがとうございます。明日も全力を尽くしていい将棋を指すつもりですので、ご観戦いただければと思います。本日は本当にありがとうございました」

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(ファンからの意表の質問もでたが、両者とも冷静に(?)対応)

Photo_11(インタビューが終わると、対局者は降壇。明日に備えて早めに退出する)

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(多くのファンに見送られながらの退場)

(康太)

前夜祭(4)

前夜祭の風景と料理の一部を紹介します。

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(白身魚こうじ焼きペルシェと鱈のフリッタ 白酒ソース)

Photo_2(鮑の雲丹ソース焼き 棋聖戦仕立て)

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(牛肉フィレのグリエ トリュフの香り 温野菜と共に)Photo_4 (マンゴームース パッションとベリーのソース 遊び駒)

Photo_5 (歓談開始から1時間ほど。依然壇上の前には長蛇の列)

(康太)

前夜祭(3)

花束の贈呈が終わると、両対局者はいったんは降壇。青野照市九段が登壇します。
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(青野九段の音頭で乾杯。以降は自由歓談の時間となる)

「沼津倶楽部は、全国でも有数の素晴らしい対局場です。また、将棋に興味を持ち、羽生棋聖と豊島八段の顔を見にいこうという皆さまのおかげで、本日のこの盛り上がりがあると思っています。私は産経新聞さまの「夕刊フジ」で金曜に連載させていただいているのですが、この将棋のことを「最強の二人の対決である」と書かせていただきました。明日は現地大盤解説会が行われる「沼津市若山牧水記念館」にも足をお運びいただければと思います」

(康太)

前夜祭(2)

Photo_36(歓迎の挨拶が終わると、対局者が登壇)

Photo_37(地元小学生の永井大雅くんと永井ゆらさんが両対局者に花束を贈呈)


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(そのまま大雅君、ゆらさんを挟んでの記念撮影。いい思い出になったかな?)

Photo_39(対局者の決意表明。まずは羽生棋聖から)

「沼津での棋聖戦は6年連続(6回目)となり、沼津対局もすっかり定着したかなと思っております。今年は暑くて、梅雨も明けたそうです。将棋は暑いときでも寒いときでも、盤と駒さえあれば、世代を越えて楽しめるものです。私も最近は若い人たちとの対局も増えました。大きな刺激であり、日々発見があります。明日は全力を尽くして、将棋の魅力や面白さを見せることができればと思います」

Photo_40(豊島八段)

「私は沼津にくるのは3年ぶりで、前回も棋聖戦の対局でした。対局場は趣きがあり、とても落ち着いた場所なので、集中して対局できたと記憶しています。明日は、自分にとっても重要な対局になります。自分らしく、思いきりよく指したいと思います」

(康太)

前夜祭(1)

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Photo_30 (司会は林茂樹・棋聖戦第3局開催実行委員会委員長が務める)

Photo_31 (宇野統彦・棋聖戦第3局開催実行委員会副委員長が開会の挨拶)

「羽生棋聖には今年4月、講演のために沼津にきていただきました。大ホールが満員になり、立ち見も出るほどの盛況でした。本日も、北海道から沖縄まで、たくさんの方においでいただいております。サンケイツアーズの観戦ツアーにご参加の皆さまも含め、最後までお楽しみいただければ幸いです」

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(堀晃和・産経新聞社東京本社文化部長の主催者挨拶)

「私は昨年もごあいさつさせていただきましたが、今年も大勢の方にお集まりいただきました。ここに来ると将棋熱の高まりを実感します。将棋界のレジェンドである羽生棋聖、いま最ものっている棋士の豊島八段、明日の第3局は大変注目されると思います。
羽生棋聖は将棋年鑑のアンケートで、「世の中で最も怖いものは何か」という問いに「常識」と答えておられました。かっこいいです。豊島八段には先ほど聞いてみましたが、「何と書いたか忘れてしまいました」とのことで、怖いものはないのかもしれません。明日はお二人から常識をくつがえすような手が出るのではないかと期待しております」

Photo_34 (日本将棋連盟の鈴木大介九段)

「着席形式で360人もご参加いただいた前夜祭は、私も記憶にございません。静岡、沼津の将棋熱を感じます。棋聖戦は産経新聞社さまの主催で、今年からヒューリック株式会社さまにも特別協賛としてお力添えいただくことになりました。棋聖戦がますますパワーアップしていくものと思っております。また、この沼津対局では、日本将棋連盟沼津支部さま、第89期将棋棋聖戦第3局開催実行委員会さまが主催に加わり、多数のご後援もいただいております。ご尽力いただいた皆さまに感謝申し上げます。将棋連盟としても、棋聖戦を盛り上げていきたいと思っております」

第3局主催:産経新聞社、公益社団法人日本将棋連盟、日本将棋連盟沼津支部、第89期将棋棋聖戦第3局開催実行委員会
特別協賛:ヒューリック株式会社
第3局後援:沼津市、沼津市教育委員会、沼津商工会議所、沼津市商工会、NPO法人沼津観光協会、一般財団法人沼津倶楽部、公益社団法人沼津牧水会、株式会社プロジェクトN

Photo_35 (頼重秀一・沼津市長より歓迎の挨拶)

「羽生棋聖、豊島八段、来賓の皆さま、市内外からお越しの皆さま、ようこそ沼津においでくださいました。心から歓迎いたします。また、6年連続で棋聖戦を沼津で開催していただき、感謝申し上げます。会場の沼津倶楽部は、国の有形文化財に登録され、その周囲は千本松原という素晴らしい景観に囲まれています。ここで対局が行われるのは、沼津市民として誇りに思います。明日の一戦を通じて将棋を愛する方が増え、それにあわせて、沼津の素晴らしさもPRできればと願っております」

(康太)

2018年6月29日 (金)

検分

揮毫が一通り終了すると、関係者は対局場に向かい、検分を始めました。用意された3組の駒から、どの駒で明日の対局を行うかも、ここで決定されます。

Photo_24 (検分の様子。斎藤明日斗四段のまえに置かれている駒も候補だ。使用される駒は明日の昼食休憩で紹介する)

Photo_25(現在棋聖位10連覇中の羽生棋聖。沼津倶楽部での棋聖戦は6年連続6回目だ)

Photo_26 (第86期以来、2度目の棋聖戦挑戦となる豊島八段)

Photo_27(対局室の気温にも気を配る。とはいえ、特に問題はなさそうだった)

Photo_28 (検分は15分ほどで終了)

(康太)

揮毫

三島駅で新幹線を降りた一行は、バスで対局場の「沼津倶楽部」に向かいました。到着してしばし休憩後、羽生棋聖と豊島八段は扇子や色紙に揮毫を始めます。

Photo_17(羽生棋聖)Photo_16(挑戦者の豊島八段)

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Photo_21(羽生棋聖は色紙には「泰然自若」「玲瓏」と揮毫した)

Photo_22(豊島八段は色紙に「夢」と揮毫)

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(康太)

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