スペーシアX(2)
【藤井聡太棋聖、安定した指し回しで「現代風の乱戦」制す|産経新聞】
https://www.sankei.com/article/20260619-AQPO2OXTXBITZH3FPGNNHGWZ2E/
以上で第2局の中継を終わります。ありがとうございました。
(牛蒡)
【藤井聡太棋聖、安定した指し回しで「現代風の乱戦」制す|産経新聞】
https://www.sankei.com/article/20260619-AQPO2OXTXBITZH3FPGNNHGWZ2E/
以上で第2局の中継を終わります。ありがとうございました。
(牛蒡)
【終局後のインタビュー&感想戦|産経ニュース】
https://www.youtube.com/watch?v=OqrH7IE8pL8
(藤井聡太棋聖が開幕2連勝を決めた)
――序盤の立ち上がりについて。
藤井 △5二玉とやってみようかと思っていました。▲7四飛と回られる展開で、一手一手難しい将棋になったかなと思います。
――▲7五飛に△2四歩のあたりは。
藤井 ▲2五飛と戻られると(後手が)1歩損で作戦負けになってしまうので、△2四歩と突っ張ってどうかと思いました。ただ、その瞬間は2二角も働いていないので怖い局面かなと考えていました。
――服部七段の注文に藤井棋聖が乗った、という感じなのでしょうか。
藤井 ▲9七桂に△9五歩と突くか、△3四歩と突くか。▲8五飛とぶつけられると先手が軽い形なので、△9五歩と突いてみたいと思いました。その後は▲3五飛を軽視していて、△2三金と上がるようでは、うまくいっていないかなと思いました。
(△2三金に代えて)△3四歩は▲同飛△8八角成▲同銀△8五飛▲6四飛とされそうなので、△2三金で3六飛を追って、それを主張にしようと考えていましたが、その代償に2三金型の悪形が残ってしまうので、かなり判断の難しい展開になりました。
――盤上を広く使って攻めました。
藤井 △9七歩成に(▲2二角成△同銀)▲9三歩成△同桂▲同桂成△8六飛▲8八歩のような展開も、8六飛をそのあと追いかけられたとき、逃げ場所が難しい可能性もあるので、その変化も難解かなと考えていました。
――その後の攻めは功を奏したでしょうか。
藤井 △8七とから△9九香成で香を取り、受けに回る展開ですけど、駒得を主張にできそうな形なので楽しみはあるのかなと考えていました。
――どこでいけそうだと思いましたか。
藤井 △3五歩で飛車が取れる形になったので、そのあたりでは指しやすくなったかなと考えていました。
――本局を総括して。
藤井 序盤は互いに突っ張るような形で、盤面全体で戦いが起こる展開に進み、そのあたりは一手一手判断の難しい将棋だったと感じています。
――「面白い将棋を指したい」という観点で本局はどうでしたか。
藤井 中盤で形勢をどうみるか、かなり難しいと感じていました。△9五歩から△9六歩であったり、自分なりに積極的な指し方を選ぶことができたかなと思います。
――第3局に向けて。
藤井 ここまでの2局の経験を生かして、第3局も集中して対局に臨めればと思います。
(服部慎一郎七段は追い込まれた)
――序盤の立ち上がりについて。
服部 相掛かりでいこうとは思っていて。△5二玉の形になれば、▲1六歩をやってみようと。△7五歩を選ばれたら▲5八玉くらいまでいくと思っていて、そこからは手の広い将棋で、どうなるかやってみたかったんですけど、ちょっとずつミスが多かった気がします。
――飛車を7筋に転換したあたりは。
服部 ▲9七桂と跳ぶつもりはあまりありませんでしたが、△2四歩に▲8七歩では収まらない気がして、突っ張るしかないのかなと。△9五歩と突かれるとはあまり考えていませんでした。本譜で△9五香と走られた局面はどうなっているのか、ちょっと分からなかったです。
――午後に入って以降は。
服部 昼休憩のあとも△9五香まではいくのかなと思っていて。そこでこちらが何を選ぶのか。いろいろ選択肢があると思っていたんですけど、読んでみると思わしい選択肢があまり見えなかった感じがします。△9五香に▲6六歩とか▲9二歩も考えたんですけど、後手から△9七歩成があって、▲同香△同香成▲同角は△7七香と打たれてしまう。3六の飛車もなかなか前にいかない。読んでいくうちにバランスの取り方が分からなくなった感じがします。
――△3五歩から飛車を詰まされたあたりは。
服部 △3五歩を軽視していて。やってはいけない軽視だったなと思います。▲6八銀では▲5四銀しかなかったと思うんですけど、ちょっとそれも苦しいような。(その前の)▲5六銀があまりよくなくて、4七の銀は守り駒として使うべきでした。
――本局を総括して。
服部 ちょっとずつミスを重ねて。△3五歩を軽視して、そこでだいぶちぎれてしまったので、かなり悔やまれる内容でした。
――第3局に向けて。
服部 2局とも中盤で差がつく展開になってしまっているので、まずは中盤を乗り越えられるように頑張りたいと思います。
普段の服部七段は、対局開始前から体を揺らし、早く指したいといわんばかりの姿勢でいるのですが、本局は飛車を失って以降、体が揺れる場面がほとんどありません。じっと手を組み、盤面を見つめ、時間を使いながら指してきました。いま、藤井棋聖は馬で王手をかけました。終局が近いとみられます。
(牛蒡)
「▲5四銀と早く出ていれば」
近藤正七段のつぶやきです。55手目▲6八銀に代えて▲5四銀の変化はまだ難しそうでした。実戦は飛車を失った後の61手目に▲5四銀。62手目△2八飛の王手桂取りで、その差はさらに広がります。

(牛蒡)
図で検討陣の予想は、△5三銀の受けの手。しかし、藤井棋聖が指したのは強く△8七と。よさを求めて踏み込みました。継ぎ盤は▲8七同金△9九香成▲5四銀△5三香▲同銀成△同銀▲5六香で止まりました。▲5六香の局面は後手が歩切れです。▲5三香成△同玉を許してもしのげる、という読みなのでしょうか。
そんな疑問をよそに、実戦は予想外の方向に進みます。△8七と▲同金△9九香成に▲6八銀としました。最後の銀上がりが意外な手。
島九段は「私の目には△3五歩で詰んでいるように見えるのですが」と驚いています。「詰んでいる」とは玉ではなく3六飛のこと。△3五歩に(1)▲同飛は△3三香、(2)▲2六飛は△2五香で飛車を取られます。服部七段には用意の策があるのか。それとも事件発生で形勢が大きく動いたのか。検討陣と関係者はざわつき始めました。