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2018年6月30日 (土)

大盤解説会のご案内

本局は各地で大盤解説会が開催されます。

【現地大盤解説会】https://www.shogi.or.jp/event/2018/05/893_1.html 

日時
6月30日(土) 14時~(受付13時)


■会場 沼津市若山牧水記念館
会場までのルート案内[提供:NAVITIME]
https://www.navitime.co.jp/maps/poi?code=02300-0000553

ご自宅から会場までドアtoドアのトータルナビが無料でご利用頂けます。

■入場料 2,000円

■定員 200名

■出演棋士 青野照市九段、勝又清和六段、八代弥六段、青嶋未来五段、安食総子女流初段

【関西将棋会館】http://kansai-dojo.jugem.jp/?eid=916 

■日時 6月30日(土) 17時~終局まで

■会場 4階多目的ルーム(受付は2階道場にて)

■解説者 桐山清澄九段・石本さくら女流初段

【神奈川県川崎市】https://www.shogi.or.jp/event/2018/06/893_2.html

■日時 6月30日(土)午後4時30分~終局まで(予定) (開場:午後4時20分より)
■会場 新城子供将棋教室内(JR南武線・武蔵新城駅徒歩1分)川崎市中原区新城3-1-15 アートホーム村上2F
会場までのルート案内[提供:NAVITIME]
http://www.navitime.co.jp/maps/poi?address=141330320030000100007
ご自宅から会場までドアtoドアのトータルナビが無料でご利用頂けます。
■入場料 一般:2,500円、中学生以下:2,000円、いずれも記念品付き
途中「懸賞次の一手」出題あり 限定20名(満員の場合は入場をお断りする場合があります)
■解説者 中原誠永世棋聖

演奏と閉会

Dsc_5098(尺八は大河内淳矢さんが演奏)

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(ヴァイオリンは山内達哉さん)

Dsc_5279(ピアノは小堺香さんが演奏)

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Dsc_5299 (演奏終了後、万雷の拍手が響く。いよいよ前夜祭も終わりが近づいてきた)

Dsc_5318(大場康正・棋聖戦第3局開催実行委員会副委員長が閉会の挨拶。楽しい前夜祭もとうとうお開きとなった)

(康太)

抽選会

Dsc_4941_2 (次はお楽しみの抽選会)

Dsc_4944 (出演棋士が透明の箱から抽選番号の書かれたカードを1枚引く。その番号の方に対局者や出演棋士直筆のサイン色紙や沼津ブランド商品が贈呈される)

Dsc_4951 (斎藤四段の揮毫は「千変万化」)

Dsc_4985 (八代六段も抽選箱に手を入れる)

(康太)

明日の展望

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(対局者が退出後は、青野九段、勝又六段、安食女流初段による明日の予想が行われる)

青野九段「先手の豊島さんは、ここで勝ちきらないといけない。初のタイトル獲得に向けて、背水の陣で臨まれると思います。羽生さんは、この棋聖戦にタイトル通算100期がかかります。明日は大変な大一番になりますが、勢いは豊島さんにあるような気がします。棋聖戦は先手の勝率が高いというのもあります」

勝又六段「今年の豊島八段は、王将戦で挑戦権獲得、A級順位戦はプレーオフまでいき、この棋聖戦と王位戦でも挑戦者になりました。羽生棋聖は勝率が5割を切っています。青野先生がお話しされたように、調子の差は歴然としています。しかし、こういう場面で勝負強いのが羽生棋聖です。明日、先手の豊島八段は角換わりを目指すでしょう。羽生棋聖は第1局のように受けて立つのか、それとも角換わりを避けるのか。そこが最初のポイントです」

青野九段「角換わりが流行していますが、明日は羽生棋聖が横歩取りをやる可能性もかなりあると思います。2手目が勝負ですね。ところで羽生さんは47歳ですが、47、48という歳は、木村名人も大山名人も中原さんにしても、第一人者の座を明け渡した歳なんです。それなのに、羽生さんはタイトルを獲りにいっている。羽生さんの底力は確かにすごいです」

鈴木九段「本日は人気の若手棋士がたくさんいるので、せっかくですから檀上で話してもらおうと思います」

八代六段「静岡県出身の八代です。生まれは東伊豆のほう(賀茂郡)ですが、高校は三島市(沼津市の隣)の学校に通いまして、沼津の街にもよくきました。私は明日、大盤解説などを担当いたします。羽生棋聖はタイトル通算100期と棋聖11連覇がかかり、豊島八段はいま絶好調です。熱戦にならないわけがありません」

青嶋五段「私は三島市の出身です。生まれてすぐ東京に引っ越したのですが、子どものころは、こちらの大会にも参加していました。明日は八代六段とともに大盤解説や指導対局をいたします。よろしくお願いします」

斎藤四段「昨年10月に四段に昇段しました、斎藤です。私は静岡に直接の縁はないのですが、静岡のお茶は好きで飲んでいます。明日は記録係を務めさせていただきます。私は居飛車党なので、横歩取りの激しい将棋が見られればうれしいです」

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Dsc_4818(青野九段、勝又六段と入れ替わりで鈴木九段と八代六段、青嶋五段、斎藤四段の若手勢も登壇)

(康太)

インタビューと退出

歓談タイムが一区切りしたところで、安食女流初段による両対局者へのインタビューが行われました。

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安食女流初段「まず羽生棋聖からお伺いします。6回目で何度も聞かれているとは思いますが、沼津の印象をお聞かせください」

羽生棋聖「海が近く自然が豊かで、食べ物もおいしいところです。対局場の沼津倶楽部も純和風でとても落ち着いた場所ですね。沼津の地元の方々にも温かく応援していただき、本当にいい場所だなあと、いつも思っています」

安食女流初段「最近は将棋メシが注目されていますが、羽生棋聖は毎年沼津に来たとき、なにを召し上がられることが多いのでしょうか?」

羽生棋聖「あ、定番でこれ、というものはないんですよ。タイトル戦などで行った土地の食べ物を、おいしくいただいています。沼津でしたら漁港もあるところですし、お魚もおいしいですよ」

安食女流初段「ちなみにご家庭ではどんなお食事が好きなのでしょうか?」

羽生棋聖「私は食べ物の好き嫌いがほとんどないので、なんでも食べられますよ」

安食女流初段「あれ、そうなんですか。たしかに将棋でもなんでも指されますよね(場内笑)。ひとつお聞きしたかったのですが、タイトル戦などでお忙しい毎日を過ごされていると思いますが、気分転換はどのようにしているのでしょうか」

羽生棋聖「うーん、例えばタイトル戦でいろんな街に行って、その土地を見るというのも面白いですよ。仮にまったく行ったことのない土地でも、そこを見るというのはいい気分転換になります。全国は広いですし、その点はとても楽しみにしています」

安食女流初段「最後に場内の皆さまへのメッセージをお願いします」

羽生棋聖「遠方からはるばる来られた方もいて、とてもありがたいことです。最近は『観る将』のように新しいファン層も増え、たくさんの方に将棋に興味を持っていただいているんだなあと理解しています。この盛り上がりが長く続くよう、応援していただけたら嬉しいです。本日はありがとうございました」

安食女流初段「豊島さんは、普段の息抜きとかはどうされているのですか? なにか趣味はお持ちなのでしょうか?」

豊島八段「うーん、実は趣味らしきものがないので……。最近ならやっぱりワールドカップがありますので、観戦して息抜きをしています。とはいっても、ワールドカップが終わるまでの1か月くらい限定ですが(笑)。また、タイトル戦を戦っている身ですので、夜遅くの試合観戦はできないので、早めの時間帯の試合が中心です」

安食女流初段「おおー、それなら日本がグループリーグ突破をしてよかったですね」

豊島八段「そうですね。正直開幕前は日本の突破は苦しいかと思ってましたので、びっくりしています」

安食女流初段「話を変えまして、子どものときから豊島八段は長いこと将棋を指していらっしゃると思いますが、この会場の小学生の子どもへのメッセージをお願いします」

豊島八段「将棋は奥が深いゲームで、いまだにわからないことも多いのですが、やったらやっただけ面白くなるゲームなので、将棋を始めたらぜひ長く続けていってください」

安食女流初段「最後に、この会場の皆さまに向けてメッセージをお願いします」

豊島八段「本日は前夜祭にご参加くださり、ありがとうございます。明日も全力を尽くしていい将棋を指すつもりですので、ご観戦いただければと思います。本日は本当にありがとうございました」

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(ファンからの意表の質問もでたが、両者とも冷静に(?)対応)

Photo_11(インタビューが終わると、対局者は降壇。明日に備えて早めに退出する)

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(多くのファンに見送られながらの退場)

(康太)

前夜祭(4)

前夜祭の風景と料理の一部を紹介します。

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(白身魚こうじ焼きペルシェと鱈のフリッタ 白酒ソース)

Photo_2(鮑の雲丹ソース焼き 棋聖戦仕立て)

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(牛肉フィレのグリエ トリュフの香り 温野菜と共に)Photo_4 (マンゴームース パッションとベリーのソース 遊び駒)

Photo_5 (歓談開始から1時間ほど。依然壇上の前には長蛇の列)

(康太)

前夜祭(3)

花束の贈呈が終わると、両対局者はいったんは降壇。青野照市九段が登壇します。
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(青野九段の音頭で乾杯。以降は自由歓談の時間となる)

「沼津倶楽部は、全国でも有数の素晴らしい対局場です。また、将棋に興味を持ち、羽生棋聖と豊島八段の顔を見にいこうという皆さまのおかげで、本日のこの盛り上がりがあると思っています。私は産経新聞さまの「夕刊フジ」で金曜に連載させていただいているのですが、この将棋のことを「最強の二人の対決である」と書かせていただきました。明日は現地大盤解説会が行われる「沼津市若山牧水記念館」にも足をお運びいただければと思います」

(康太)

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