10時40分ごろの控室
(島九段が観戦記担当の田中幸道さんに解説しながら検討を進めている。田中さんは指導棋士五段として、普及にあたっている)
(島九段が観戦記担当の田中幸道さんに解説しながら検討を進めている。田中さんは指導棋士五段として、普及にあたっている)
実戦例があるためか早い進行で進み、10時過ぎに45手目▲4七角まで進みました。
前例は▲4五歩や▲4七歩が指されていました。早い段階で角を筋違いに打つのは大胆です。わずか3分で指したところに羽生棋聖の研究がうかがえます。パッと見ただけでは、どのような狙いかわかりにくいです。
豊島八段はあぐらになって考えています。
AbemaTVで解説を務める藤森哲也五段が「▲7五歩を狙うのですね。午前中からいいものを見たと思います」と驚きの声を上げています。
(銀杏)
本局は東西の将棋会館で大盤解説会が開かれます(現地大盤解説会はありません)。
■将棋会館 2階研修室
https://www.shogi.or.jp/event/2018/07/895.html
・日時 7月17日16時30分開場 17時開始
・入場料 一般 2000円、各種割引あり。全席自由(立ち見可)。
・解説・聞き手 渡辺明棋王、貞升南女流初段
・問い合わせ先 日本将棋連盟 道場 TEL:03-3408-6167
■関西将棋会館 2階道場
https://www.kansai-shogi.info/道場/大盤解説会/
・日時 7月17日16時30分開場 17時開始
・入場料 一般 1500円、各種割引あり。
・解説・聞き手 淡路仁茂九段、室田伊緒女流二段
・問い合わせ先 関西将棋会館道場 TEL:06-6451-0220
本日のスケジュールは以下のとおりです。
9時 対局開始
10時 午前のおやつ
12時 昼食休憩
13時 対局再開
15時 午後のおやつ
17時 東西の将棋会館で大盤解説会開始
(銀杏)
羽生棋聖の先手で始まった第5局は、角換わりとなりました。ここ3年ほど、棋界で最も多く指されているといえる戦型です。
図は9時35分ごろの局面。33手目▲4八金まで進みました。第1局、第4局と同じ局面です。ここ1、2年ほどの角換わりで重要なテーマ図です。最先端を追究しようと対局者が呼応しているかのようです。
控室で島九段が「指定局面ですね」と話しています。
【第1局棋譜中継ページ】
http://live.shogi.or.jp/kisei/kifu/89/kisei201806060101.html
【第4局棋譜中継ページ】
http://live.shogi.or.jp/kisei/kifu/89/kisei201806300101.html
(銀杏)