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2019年7月 9日 (火)

大盤解説会場へ

Img_5530 終局後、両者は満員の大盤解説会場に向かった。

Img_5528 対局のポイントを振り返った。

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渡辺「△8九竜(96手目)のところは成算がありませんでした。うーん、ちょっと、わからないですね」

豊島「▲5三桂(93手目)では▲4八金なども考えましたが、時間がなかったのでわからないまま指してしまいました。△8九竜に▲9五角としたところは、そのあとの△7九金(102手目)が見えていなかったので。ここは仕方がなかったかなと」

渡辺 「▲9五角のところは▲5七金とされてもわかりませんでした。△6八歩▲5八銀△7八竜は狙いがないので▲9五角で負けかなと。その前の△3九馬と入る構想がまずかったかもしれません」

(八雲)

終局直後の様子

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Img_5491 三冠に復帰し、インタビューに答える渡辺新棋聖。

【渡辺新棋聖の談話】
――本局を振り返っていかがでしたか。
「序盤、先攻されてしまったので、ちょっと失敗してしまったかなと思っていました。昼休からは粘り強く指そうかなというつもりでやっていました」
――五番勝負を振り返っていかがですか。
「大変なシリーズになるとは思っていましたので。その中で、うまく指すことができたかなという感じです」
――3度目の挑戦で初の棋聖位を獲得されました。
「久しぶりに棋聖戦に出ることができて、過去は結果が出ていなかったので。三度目の正直で、結果を出すことができて大変嬉しく思います」
――三冠に復帰されたことについてはいかがでしょうか。
「まだ、あまり実感はないですが、長くいい状態が続いていて、こういう結果に結びつけることができてよかったなと思います」

Img_5520 豊島前棋聖もインタビューに答えた。

【豊島前棋聖の談話】
――本局を振り返っていかがでしたか。
「仕掛けたあとは2筋を詰めることができたので、何かよくなる順がないかなと思ったのですが、ちょっと考えてもわからなくて。7筋から攻めるのでは、自分の玉頭なので冴えないかなと思いました。最後のほうは時間がなくなってしまったので、わからないまま指していました」
――初防衛は達成できませんでした。
「1勝3敗で、最終局まで行けなかったので、応援してくださっている方に申し訳なかったなと。力不足だったのかなという感じで。第2局、第3局はあまりチャンスがない将棋だったので。今日の将棋はちょっと調べてみないとわからないですが」

(八雲)

渡辺二冠が3勝1敗で五番勝負を制して三冠復帰

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豊島将之棋聖に渡辺明二冠が挑戦する第90期ヒューリック杯棋聖戦の五番勝負第4局は、19時27分に136手で渡辺二冠の勝ちとなりました。消費時間は▲豊島3時間59分、△渡辺3時間59分。渡辺二冠が3勝1敗で五番勝負を制して初の棋聖獲得。2013年以来の三冠王となりました。

(銀杏)

後手勝勢

20190709110両者一分将棋のまま非常に難解な終盤が続いていましたが、控室の検討陣はついに後手勝勢の結論を出しました。渡辺二冠の棋聖奪取が近づいているようです。

(八雲)

両者一分将棋

2019070999時刻は18時50分を回りました。非常に難解な終盤が続いています。控室の検討陣は、どちらが勝ちかわからないと言っています。この局面で両者一分将棋に入っています。いよいよ大詰めです。

Img_5448 高島屋の喫茶コーナー。

(八雲)

先手、時間切迫

2019070978図の局面で時刻は18時を回りました。豊島棋聖の残り時間は7分に。渡辺二冠は32分残しています。控室の検討陣は先手持ちの見解を示していましたが、現局面では形勢不明と見られています。そして、残り時間の差から、実戦的には後手が勝ちやすいと言われています。

Img_5454 高島屋の庭。

(八雲)

検討陣は先手持ちに

2019070970図は17時5分頃の局面。
「後手の7九銀が重い駒になっていますね。ちょっと後手が苦しくなった感じです」(田中寅九段)
「うん。これは重いね。重いよ」(石田和九段)

Img_5452 高島屋ロビーに併設されている駐蹕(ちゅうひつ)の間。明治天皇が立ち寄って休まれた場所だという。

(八雲)

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