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2020年6月 4日 (木)

14時20分頃の控室

14時20分頃、控室では鈴木大介九段と勝又七段が検討しています。(1)△4二銀は▲8四飛△7一金▲9五歩で、難しいながら、鈴木九段は先手持ちたいと話します。「(2)△8五飛が利くかどうか。利かないのであれば先手を持ちたいですね」と、鈴木九段は次の手に注目と話します。

展開としては、手数が短く、あまり粘れる将棋にはならないだろうと予想しています。一撃決まればそのまま勝ちきる流れになりやすそうです。

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(14時20分頃の控室。鈴木大介九段)

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(勝又清和七段)

(独楽)

じっくりと激しい進行

3313時45分頃の局面。手数としてはゆっくりめの進行です。展開は激しく、昼休明けに先手が飛車をぶつけ、乱戦になりました。

図の▲8二歩は直接手。△9三桂にどう攻めていくでしょうか。▲9五歩、▲8一歩成△同銀▲8三飛、▲4五桂などの筋がありそうです。代えて▲8三歩と垂らす手も検討されていました。
後手からは△3六歩と突いて、▲4五桂に△8五飛や△2八飛と飛車を打っていく攻めが予想されるところでしょう。

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(昼休明けに永瀬二冠が飛車をぶつけて、戦いが激しくなりつつある)

(独楽)

東京・将棋会館1階

東京・将棋会館1階は売店になっています。3~5月に長期休業をしていましたが、現在は再開されています。

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(1階売店。将棋の本や扇子、盤、駒が販売されている)

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(いまイチオシの新商品。上扇子、藤井聡太「進」。2,640円(税込み)で販売中)

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(将棋雑誌、本も多数)

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(先月発売の『藤井聡太 強さの本質』(マイナビ書籍編集部編集、マイナビ出版))

(独楽)

対局再開

12時40分、対局が再開されました。

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(対局再開直前の永瀬二冠)

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(藤井七段。両対局者とも、記者が入室した12時30分頃には戻ってきていた) 

170_800(永瀬二冠は対局再開からも時間を使っている)

(独楽)

昼食休憩中の対局室

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(盤面)

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(永瀬二冠が戻ってきていた)

(独楽)

昼食休憩

2812時、この局面で永瀬二冠が26分使って昼食休憩に入りました。消費時間は、▲永瀬39分、△藤井1時間6分。昼食注文は永瀬二冠が「肉豆腐(キムチ)弁当」、藤井七段が「豚の甘辛スタミナ焼き弁当(ご飯小)」(ともに鳩やぐら)。対局は12時40分から再開されます。

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(「肉豆腐(キムチ)弁当」)

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(「豚の甘辛スタミナ焼き弁当(ご飯小)」)



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対局者紹介 藤井七段

◆藤井 聡太(ふじい そうた)七段◆
2002年7月19日生まれ、愛知県瀬戸市出身。杉本昌隆八段門下。2016年、四段。2018年、七段。棋士番号は307。
棋戦優勝は3回。

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【将棋連盟公式サイト 棋士データベース 藤井聡太】

https://www.shogi.or.jp/player/pro/307.html

藤井七段がプロ入りしての数年間、常に将棋界の話題の中心となっていたといっても過言ではない。中学生棋士としてデビューし、そのデビュー局から連勝、それまで記録を塗り替え、話題をかっさらう。その後も毎年高い勝率をキープして、朝日杯将棋オープン戦で優勝、連覇するなど、存在感を示し続けている。

本局の藤井七段には、なんといってもタイトル挑戦の最年少記録更新に期待がかかる。今期のヒューリック杯棋聖戦で藤井七段が挑戦者になると、屋敷伸之九段が持っている記録を塗り替え、最年少記録となる(17歳10か月24日→17歳10か月20日)。

(独楽)

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