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(3局分の長い戦いを制した永瀬王座)
(敗れた藤井聡棋聖)
(虹)
第93期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第1局(千日手指し直し局)は、114手で永瀬王座が勝ちました。終局時刻は21時42分。消費時間は▲藤井棋聖3時間59分、△永瀬王座3時間59分。次戦、第2局は6月15日(水)に新潟県新潟市「高志の宿 高島屋」で行われます。
(夏芽)
▲7四歩を着手したところで、藤井聡棋聖が一分将棋に突入しました。次に▲7三歩成が入れば迫力ある攻めとなりますが、控室では唯一の持ち歩を使った△8一歩のたたきで飛車筋をそらせるのが大きく、「一歩千金」だといわれています。
時刻は21時を回ったところ。手数が100手に達しました。局面は後手優勢と控室でいわれており、永瀬王座は逆転を許さないような変化を選んでいるようです。藤井聡棋聖は残り2分で、一分将棋にならないギリギリのところで耐えています。
(藤井聡棋聖は逆転の策をひねり出したいが、果たして)(虹)
現局面を見て「これはレールに乗りましたね」と小林健九段。永瀬王座の攻めが筋に入っているようです。本局は研究勝負になっている、とも控室ではいわれていました。対局室の藤井聡棋聖は、頭を押さえるような仕草を見せるようになっています。
(2度の千日手の末、挑戦者先勝となるか)(虹)
(和装に着替えた小林健九段と、井上九段。モニターを凝視して口頭検討中)
盤上では、藤井聡棋聖が残り時間の大半にあたる24分を投じて着手したところ。これで残り15分となっています。対する永瀬王座は残り1時間15分。控室の検討では後手持ちといわれており、時間の差も含めて永瀬王座がペースを握ったでしょうか。(虹)
図の局面で藤井聡棋聖がしばし手を止めました。前例や、類似の前例(9筋の端歩を突き捨てていない)では、以下▲8二歩△同飛▲7一角△7二飛▲6二角成△同飛▲7四歩△6四飛▲6六歩(変化図)と進んでいました。実戦は10分考えて、図から▲8六歩と穏やかな受けを選んでいます。