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*第97期棋聖戦五番勝負第3局

2026年7月 1日 (水)

手番をずらす玉引き

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藤井棋聖の先手で角換わりに進みました。対する後手番の服部七段は右玉に構えています。先手が右金の動きで1手損をしていますが、1図は前例のある局面です。しかし、早くも前例に別れを告げることになりました。服部七段は△6一玉(2図)と指したのです。大盤解説会で解説を担当する八代弥八段は「角換わりは手番を渡されると困ることがあります。先手が右金の動きで1手損をしたので、後手も手損して玉を7二にいくことになると思います」と解説しました。△6一玉以下、▲8八玉に△7二玉と進み、先手後手ともに手損がなくなっています。

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Dsc_4095(後がない状況を右玉に託した服部七段)

(琵琶)

対局開始前の様子

Dsc_3957(8時49分、挑戦者の服部七段が入室する)

Dsc_3977(挑戦者のあとを追うように藤井棋聖が入室。関係者にあいさつをする)

Dsc_4017(藤井棋聖が駒箱を開けて駒を盤上に散らす)

Dsc_4071(駒を並べる藤井聡太棋聖)

Dsc_4089(駒を並べる服部慎一郎七段)

Dsc_4078(報道陣が両対局者をカメラで追う)

(琵琶)

対局開始

Dsc_4134(9時、対局が始まった)

Dsc_4136(初手お茶が定跡の藤井棋聖)

Dsc_4148(初手▲2六歩を着手する藤井棋聖)

Dsc_4165(服部七段もお茶を飲んでから△8四歩と指した)

(琵琶)

本日の動画中継

本局はABEMAと囲碁将棋チャンネルで動画配信が行われます。

【ABEMA】8時30分~23時
https://abema.tv/channels/shogi/slots/DGzv8kHSj9H3Q3

解説:屋敷伸之九段、門倉啓太六段
聞き手:本田小百合女流四段、和田はな女流初段

【囲碁将棋チャンネル】放送8時40分~12時、13時~19時半(延長の場合あり)
https://www.youtube.com/watch?v=3HnAhvZ11Fs

解説:遠山雄亮六段
聞き手:内山あや女流二段
チャット棋士:小山怜央四段

<午前無料放送>
https://www.youtube.com/watch?v=uesDpzC5v64

(琵琶)

本日のスケジュール

おはようございます。本日のスケジュールは以下の通りです。

09:00 対局開始
10:00 午前のおやつ
12:00 昼食休憩
13:00 対局再開
14:00 大盤解説開始
15:00 午後のおやつ

Dsc_3946_2(今朝の狩野川。日が差したり陰ったりしている)

(琵琶)

2026年6月30日 (火)

前夜祭(4)

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Dsc_3898

Dsc_3905

Dsc_3913

Dsc_3930

Dsc_3937(閉会あいさつは多家一彦・実行委員⾧が務めた)

(琵琶)

前夜祭(3)

Dsc_3636(トークショーの様子)

Dsc_3708(青野照市九段)

「服部七段はここまで2連敗ですが、あいさつが元気で驚きました。藤井棋聖は水無瀬の書体の駒を選びました。検分で3組の駒を確認しましたが、木地はいずれも赤柾で将棋を指すのに目にやさしい素晴らしい駒でした」

Dsc_3773(副立会人の勝又清和七段)

「服部七段はすごいんですよ。20歳で四段昇段はそれほど早くないけれど、7年目で通算勝率7割超えています。順位戦はB級1組で、もしA級に上がれば羽生善治九段と同じペースです。作戦に関して服部七段が工夫すると思いますが、何をされるかわからない。服部七段は先手でも角換わり、相掛かり、矢倉をそれぞれ指すくらいですので。明日のお楽しみですね」

Dsc_3737(賀茂郡東伊豆町出身の八代弥八段)

「私は逆に雁木の可能性は低いと思っています。挑戦者決定戦で勝って自信を持っている戦型の一つとは思います。第1局は角換わりを避けて力戦にしましたが、今回は角換わりを受けて立って、第1局と違う作戦で臨まれるのではないかと思います」

Dsc_3818(三島市出身の青嶋未来七段)

「第3局は藤井棋聖が先手番です。私は服部七段の雁木と予想します。第1局で普通の角換わりを避ける変則的な出だしでしたので、第3局も相手の得意形を避ける方針なのではないかと思います」

Dsc_3676(司会を務めた北尾まどか女流三段)

「私は駒が好きなので、駒を販売するお店も開いていることもあり、検分のときに興味深く拝見しました。『富士駒の会』の富月先生に駒の作り方を教わっています」

(撮影=琵琶 書き起こし=銀杏)

前夜祭(2)

Dsc_3414(両対局者による記念撮影)

Dsc_3496(抱負を語る藤井聡太棋聖)
「沼津市では棋聖戦の対局を長年開催いただいて、私にとってもなじみ深い対局場のひとつになっております。沼津対局は五番勝負の3局目での開催が多いという話がありまして、私自身も過去2回とも第3局でうかがっています。今回も第3局ということで、沼津対局は五番勝負で中盤の急所の一戦というイメージを持っています。沼津市は食材の豊富な土地という話がありましたが、対局のお食事も毎回趣向の違ったメニューをご用意してくださりまして、いつも楽しみにしています。明日からの第3局では、第1局や第2局の経験を生かして、皆さまに最後まで楽しんでいただける対局が指せるよう頑張っていきたいと思います」

Dsc_3522 (抱負を語る服部慎一郎七段)
「私が静岡県にきたのは高校の卒業旅行以来です。そのときは温泉などを楽しんだいい思い出があります。棋士として、このようタイトル戦という最高の舞台で訪れることができて、感慨深いものがありますし、うれしく思っています。また、今回の対局では勝負めしの選考会が行われたと聞いています。街をあげて棋聖戦を応援してくださっていることをうれしく思います。明日はその熱量にこたえられるような熱戦を、そして、最後まで集中を切らさずに魂を燃やして戦いたいと思っています」

Dsc_3535(乾杯のあいさつを務める青野照市九段)

Dsc_3552(第3局の立会人を務める青野九段は焼津市出身)

(撮影=琵琶 書き起こし=銀杏) 

前夜祭(1)

Dsc_3143(18時からリバーサイドホテルで前夜祭が始まった)

Dsc_3151(主催者あいさつの海老沢類・株式会社産経新聞社文化部⾧)

「沼津市での棋聖戦対局は2013年の第84期五番勝負第3局から恒例になりました。当時の羽生善治棋聖に渡辺明竜王が激突したシリーズでした。それ以降、今回の対局が10回目となります。藤井聡太棋聖は2020年の棋聖戦で最年少のタイトル獲得を果たして7連覇に挑みます。服部七段は初のタイトル戦になります。もっと早くタイトル戦に出てもおかしくなかったといわれています。2013年のシリーズは挑戦者の渡辺竜王は2連敗でしたが、沼津で1勝返しました。今回も同じ状況下での対局となります。服部将棋を発揮してくださると期待しています」

Dsc_3251(主催者あいさつの片上大輔・公益社団法人日本将棋連盟常務理事)

「第2局に続いてあいさつをさせていただきます。棋聖戦は初めてタイトル戦に出場する棋士が多い棋戦です。服部七段も初めてのタイトル戦ですが、ここまで藤井棋聖が2連勝で絶対王者さすがに強いという状況です。第2局の日光で印象に残ったのは、服部七段の『魂の将棋』という力強い言葉です。タイトル戦でこれほどまっすぐな言葉は珍しいと印象に残りました。藤井棋聖に立ち向かっていくことの大変さの中で、全力でぶつかる気持ちが将棋界を盛り上がることにつながると思います。熱戦を期待しております」

Dsc_3273(開催地歓迎あいさつの賴重秀一・沼津市⾧)

「東付属邸は昭和天皇の御学問所として造営された由緒正しい場所です。現在は、市民の文化、芸術、教養に活用されていて、沼津市にとって欠くことのできない素晴らしい施設です。今回の棋聖戦開催にあたってグルメ企画として7190人に投票をいただいて、沼津のグルメを楽しんでいただくメニューを選んでいただきました。明日のランチメニューにご提供いたしますので、おふたりには沼津の幸をご堪能いただけたらと思います」

Dsc_3317(沼津市立高校の生徒による花束贈呈)

Dsc_3392(記念撮影)

(撮影=琵琶 書き起こし=銀杏)

前日取材・揮毫

検分終了後。両対局者に前日取材と揮毫が行われました。

Dsc_3031(藤井棋聖へのインタビュー)

Dsc_3038(言葉を選びながらゆっくりと語る藤井棋聖)

Dsc_3054(服部七段へのインタビュー)

Dsc_3059(ハキハキとした声で語る服部七段)

Dsc_3085(桐箱に揮毫する藤井棋聖)

Dsc_3076(慣れない作業に挑む服部七段)

Dsc_3094(挑戦者の落款は遅れて押されることになった)

(琵琶)

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