前夜祭(1)
「沼津市での棋聖戦対局は2013年の第84期五番勝負第3局から恒例になりました。当時の羽生善治棋聖に渡辺明竜王が激突したシリーズでした。それ以降、今回の対局が10回目となります。藤井聡太棋聖は2020年の棋聖戦で最年少のタイトル獲得を果たして7連覇に挑みます。服部七段は初のタイトル戦になります。もっと早くタイトル戦に出てもおかしくなかったといわれています。2013年のシリーズは挑戦者の渡辺竜王は2連敗でしたが、沼津で1勝返しました。今回も同じ状況下での対局となります。服部将棋を発揮してくださると期待しています」
(主催者あいさつの片上大輔・公益社団法人日本将棋連盟常務理事)
「第2局に続いてあいさつをさせていただきます。棋聖戦は初めてタイトル戦に出場する棋士が多い棋戦です。服部七段も初めてのタイトル戦ですが、ここまで藤井棋聖が2連勝で絶対王者さすがに強いという状況です。第2局の日光で印象に残ったのは、服部七段の『魂の将棋』という力強い言葉です。タイトル戦でこれほどまっすぐな言葉は珍しいと印象に残りました。藤井棋聖に立ち向かっていくことの大変さの中で、全力でぶつかる気持ちが将棋界を盛り上がることにつながると思います。熱戦を期待しております」
「東付属邸は昭和天皇の御学問所として造営された由緒正しい場所です。現在は、市民の文化、芸術、教養に活用されていて、沼津市にとって欠くことのできない素晴らしい施設です。今回の棋聖戦開催にあたってグルメ企画として7190人に投票をいただいて、沼津のグルメを楽しんでいただくメニューを選んでいただきました。明日のランチメニューにご提供いたしますので、おふたりには沼津の幸をご堪能いただけたらと思います」
(撮影=琵琶 書き起こし=銀杏)





