図の52手目△4四銀の局面で12時となり、昼食休憩に入りました。対局は13時再開です。
消費時間は▲羽生1時間27分、△豊島58分。
(銀杏)
昔のタイトル戦は、都内の料亭や旅館などで行われることがよくありました。
都市センターホテルの近くでも、対局が行われています。
関根金次郎十三世名人が近くに住んでいたこともあったようです。
(四ツ谷駅南の真田堀の土手から東京メトロ丸ノ内線が見える。四ツ谷駅周辺は地上を走ることで知られる)
(紀尾井町にある料亭「福田家」は桜を100本寄贈。福田家では上智大学四谷キャンパスの隣にあったころに、タイトル戦が数多く行われた。棋聖戦の対局も多く、その中では第16期五番勝負第4局の内藤國雄棋聖-大山康晴名人戦が知られている。大山名人が勝って棋聖復位。当時は五大タイトル戦で、4回目となる五冠独占を果たした。羽生棋聖が生まれる2ヵ月ほど前のこと。福田家は別館を改築し、移転した)
(島九段が観戦記担当の田中幸道さんに解説しながら検討を進めている。田中さんは指導棋士五段として、普及にあたっている)
実戦例があるためか早い進行で進み、10時過ぎに45手目▲4七角まで進みました。
前例は▲4五歩や▲4七歩が指されていました。早い段階で角を筋違いに打つのは大胆です。わずか3分で指したところに羽生棋聖の研究がうかがえます。パッと見ただけでは、どのような狙いかわかりにくいです。
豊島八段はあぐらになって考えています。
AbemaTVで解説を務める藤森哲也五段が「▲7五歩を狙うのですね。午前中からいいものを見たと思います」と驚きの声を上げています。
(銀杏)
本局は東西の将棋会館で大盤解説会が開かれます(現地大盤解説会はありません)。
■将棋会館 2階研修室
https://www.shogi.or.jp/event/2018/07/895.html
・日時 7月17日16時30分開場 17時開始
・入場料 一般 2000円、各種割引あり。全席自由(立ち見可)。
・解説・聞き手 渡辺明棋王、貞升南女流初段
・問い合わせ先 日本将棋連盟 道場 TEL:03-3408-6167
■関西将棋会館 2階道場
https://www.kansai-shogi.info/道場/大盤解説会/
・日時 7月17日16時30分開場 17時開始
・入場料 一般 1500円、各種割引あり。
・解説・聞き手 淡路仁茂九段、室田伊緒女流二段
・問い合わせ先 関西将棋会館道場 TEL:06-6451-0220