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(昼食休憩の対局室)
(40手目△3六歩まで)
(ごおごお銀)
(棋譜用紙)
(対局室から海を見下ろす)
(対局室に生けられた花)
(翔)
「戦型は予想通り、木村さんは挑戦者決定戦でもこれで勝ったわけですからね。これに対して羽生さんの作戦が注目されたわけですが、33手目▲2四銀がやってみたかった手ということだと思います。木村さんも本譜の順は想定内で、38手目△5五銀打はおそらく研究の一手でしょう。現局面はひとつ間違えると、踏み込まれてひどいことになりますので、羽生さんが慎重に考えているところです。候補は▲5九角、▲2六飛。この△3六歩に対応しなければいけないですね。▲5九角や▲2六飛は乱戦になる可能性があるので、手堅く指すなら▲3八歩ですが…これは指しにくい。先手の方針としては、局面を収めて銀冠、ですね。」(浦野七段)
(烏)
(羽生棋聖の昼食はてんぷらうどん&おにぎり2個)
(木村八段の昼食は、牛肉入りのそば)
(「多めで」のリクエストに応えてボリュームたっぷり)
羽生棋聖が「芳」、木村八段が「麗」と揮毫した棋聖戦記念扇子です。
(扇子を持っていただいたのは…)
(観戦記担当の東和男七段でした)
第48期~50期で棋聖戦三連覇を果たした桐山清澄九段の扇子。アマ強豪の中平貴将さんが持参したものです。手のモデルは村田智穂女流初段。
日本将棋連盟理事の西川七段から、洲本ライオンズクラブ会長の斉藤勝巳さん(左)、淡路アマチュア将棋連盟会長の島本安郎さんに、当地での普及活動に対する感謝状が贈られました。
(控え室の継ぎ盤は、熊澤さんが持参したもの)
上写真の盤駒について、熊澤さん「駒は25年くらい前に作った古いものです。盤は古いものを削って、自分で漆で線を引きました。駒作りに使う筆を使って…まぁ遊びですわ」
(桐山九段、浦野七段ら。こちらの盤は、熊澤さんが開発した「将棋チェスト」。下部に駒台と駒を収納でき、卓上盤を載せることができる)
(村田女流初段、安用寺六段らが検討中。検討の局面は「△4四銀」)
(離れた場所でモニターを見ていた浦野七段が「ごおごお銀!! ひょえー」。村田女流初段も驚いたようす)
一手損角換わりとなった本局、途中(32手目△8二飛)までは挑戦者決定戦▲稲葉陽四段-△木村一基八段戦と同一でした。控え室にどよめきが起こったのは左図。従来は△4四銀や△3三歩が指されていました。▲5六歩なら△4四銀と引いておき、5七に空間ができます。またこのまま5五に銀がいれば、△6五歩と伸ばす手が生じます。 (翔)