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2024年6月 6日 (木)

主導権は後手にあり

240606_043控室の評判は「後手が少し作戦勝ち」。先手番としては、主導権を握って攻めていきたいのですが、本局では難しそうです。戸辺七段に話を聞きました。
「先手の駒組みはあまりスムーズではありません。バランスの取り方に苦労している印象です。時間の使い方を考えても、山崎八段が少し苦しいのかなと思います。ただ、山崎八段は中盤で力を発揮するタイプですし、後手番になったくらいの気持ちで、相手に動いてもらいたい、と考えているのではないでしょうか。藤井棋聖としても、そう簡単ではないと思います。△5四銀と戻って様子を見るか、積極的にいくなら7筋の歩を切るか。まだしばらくジリジリとした展開になるのではないかと思います」

Dsc_4036(森信雄七段門下から糸谷八段に続く2人目の検討陣、大石直嗣七段が来訪)

(牛蒡)

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