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2023年7月

2023年7月 2日 (日)

前夜祭(3)

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Dsc_6414 (藤井棋聖の決意表明)
「沼津で対局をさせていただくのは、2年前に続いて2回目になります。そのときは大雨の中での対局でしたが、今回は天気にも恵まれて、先ほどは御用邸の庭園内を見て回ることもでき、素晴らしい対局場だなという思いを改めて強くした次第です。第3局を1勝1敗で迎えることになりまして、このシリーズの行方を左右する重要な一局だと感じています。沼津市は市制施行100周年を迎えられたということで、誠におめでとうございます。100周年に対局をさせていただけるということを光栄に思いますし、それにふさわしい熱戦にできるように頑張りたいです」

Dsc_6440 (佐々木七段の決意表明)
「多くの方に集まっていただきまして、静岡の将棋熱の高さを感じています。また、明日の将棋めしは地元の方の投票で候補を出していただいたということで、地元が一体になって対局を盛り上げてくださっているなと感じます。ありがとうございます。先日、招待されてピアノデュオのコンサートにいってきました。音楽の知識はあまりなかったのですが、演奏者二人の迫力と奏でるハーモニーはとても素晴らしく、圧倒されました。明日の対局では、自分自身、全身全霊を尽くして、二人で美しい棋譜を紡いでいきたいと思っております。山場の第3局、鬼門の後手番ということで、精一杯準備してきましたが、どうなるかは明日のお楽しみということで。いい結果になるように頑張りたいと思います」

Dsc_6478 (乾杯の音頭は立会人の青野照市九段がとった)

Dsc_6487 (乾杯! 対局者は明日の対局のため、乾杯後に退出した)

(書き起こし=睡蓮、写真=銀杏)

前夜祭(2)

Dsc_6328 (沼津市立沼津高校書道部の生徒と記念撮影。棋聖戦第3局開催にあたり、のぼりや記念グッズの揮毫を担当した)

Dsc_6371

(銀杏)

前夜祭(1)

18時から沼津市の「沼津リバーサイドホテル」で前夜祭が開かれました。

Dsc_6136 (前夜祭には330人ものファンや関係者が参加した)

Dsc_6184 (対局者入場)

Dsc_6218 (飯塚浩彦・産経新聞社会長のあいさつ)
「今シリーズはここまで1勝1敗、通算成績も3勝3敗ということで、まったく互角の勝負です。この沼津対局でどちらが棋聖のタイトルに王手をかけるのか。ダナンの第1局、淡路島の第2局に負けないような、熱い熱い戦いを繰り広げていただくことを期待しております」

Dsc_6274 (行方尚史・日本将棋連盟理事のあいさつ。行方九段は6月の棋士総会で非常勤理事に選任された。理事として初めての仕事)
【日本将棋連盟新役員のお知らせ|日本将棋連盟】
https://www.shogi.or.jp/news/2023/06/post_2309.html
「新鮮な二人の顔合わせが、風光明媚な沼津の御用邸という素晴らしい対局場で行われることを本当にありがたく思っています。コロナは落ち着いているのかどうかよく分からない状況ですが、前夜祭、大盤解説会などで、こうして皆様と直接会って交流を深めることは非常に素晴らしいことですし、こういった場が今後は増えていくとよいと思っています。日本将棋連盟は来年に創立100周年になります。それに向かって走っていくうえで、皆様からいろいろとアイデア等も伺えればと思います。二日間、楽しんでいってください」

Dsc_6287 (西浦三郎・ヒューリック株式会社会長のあいさつ)
「藤井さんがあまりにも強いので、「誰が破るのか」という話になっております。棋聖戦と王位戦で佐々木さんが挑戦者になって十二連戦ということで、藤井さんと佐々木さん、どちらにも頑張っていただきたい。明日の対局はいい棋譜が残るのではないかと思っております。楽しみにしております」

Dsc_6302頼重秀一・沼津市長あいさつ)
「沼津市は昨日、市制施行100周年を迎えました。そういう大変おめでたい中に棋聖戦対局を開催することができたということで、沼津市を挙げて大いに盛り上げて参りたいと思います」

(書き起こし=睡蓮、写真=銀杏)

検分後

検分後に両対局者はインタビューを受け、揮毫や対局日の昼食選びをしました。

Dsc_6067 (インタビューを受ける藤井棋聖)

Dsc_6083 (佐々木七段。自然体でインタビューに応じている様子だった)

Dsc_6121 (明日(対局日)の昼食を考える藤井棋聖)

Dsc_6104 (駒を入れる桐箱に揮毫する佐々木七段)

(銀杏)

検分

15時前に対局場に着いた両対局者は検分に臨みました。本局では「富士駒の会」で活躍する友生師作の駒が3組用意され、その中から書体が錦旗のものが選ばれました。

Dsc_6006_2 (友生師の駒は3種類用意された。錦旗書の赤柾、菱湖書の赤柾、水無瀬書の根柾)

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Dsc_6018 (駒の感触を確かめる)

Dsc_6049 (照明などについて立会人の青野照市九段が説明する。検分は10分弱で終了した)

(銀杏)

大盤解説会・パブリックビューイング

棋聖戦第3局が行われる沼津市では、「沼津リバーサイドホテル」で大盤解説会が開かれます。
なお、事前申し込みは完売しています。
解説・聞き手は八代弥七段、青嶋未来六段、藤井奈々女流初段。

20230703kaisetsu

また、沼津市の「ららぽーと沼津」でパブリックビューイングを開催します。
席数は20程度です。
【7/3(月)将棋タイトル戦 棋聖戦パブリックビューイング開催!|ららぽーと沼津】
https://mitsui-shopping-park.com/lalaport/numazu/event/2487144.html

(銀杏)

第94期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第3局は7月3日対局

藤井聡太棋聖に佐々木大地七段が挑戦する第94期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第3局が、7月3日に静岡県沼津市「沼津御用邸東附属邸第1学問所」で行われます。第1局を藤井棋聖、第2局を佐々木七段が制して両者1勝1敗で迎える急所の一戦です。どちらが先に2勝目を挙げるか。本局の先手番は藤井棋聖です。
立会人は青野照市九段、副立会人は勝又清和七段、記録係は野田光輝初段。産経新聞の観戦記は松本哲平さんが担当します。

本局の棋譜コメントは睡蓮、中継ブログを銀杏が担当します。
よろしくお願いいたします。

【主催:産経新聞社】
https://www.sankei.jp/
【特別協賛:ヒューリック株式会社】
https://www.hulic.co.jp/
【対局場:沼津御用邸東附属邸学問所】
http://www.numazu-goyotei.com/annai/index.html
【第3局 棋譜中継ページ】
http://live.shogi.or.jp/kisei/kifu/94/kisei202307030101.html

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